YOU 夢、別れ ページ7
「アイドル......」
JM「うん」
「BIG HIT、Entertainment」
JM「......うん。発音いいね」
「ありがとう」
思わずカレンダーを確認してしまった。
今は2011年。サイト漁っただけだから定かではないけど、オーディションがあったんだよね。
来年の5月にはソウルに行くはずだから......
「中々会えなくなっちゃうねぇ」
JM「え」
「え？」
JM「反対、しないの？」
「私が反対すると思ってたの？」
する訳ない。誰が反対するのさ。
あ、最近担任から呼び出し受けてるって聞いたわ。そういえば前世もwikiで反対されてたなんてこと見たなぁ。
同じ高校にいても学科が違うからそこら辺詳しくないの。
私は釜山芸術高等学校映像作成科の不動の主席です。
部活は文化部を沢山兼部中。
「アイドルの練習生かぁ。なら、私がジミナのペン一号だね」
JM「ぺん？」
なんて可愛い。だめだよぉ、その可愛さは罪だよぉ。
思わず顔を覆って天を仰いでしまったが、この可愛さの前にこうならないARMYはいないでしょ。
「そ、ジミナのペン一号。
ジミナならどこに行っても大丈夫だよ。努力家なジミナなら絶対大丈夫。一番近くで見てきた私が言うんだから、ね？ジミナが夢を叶えるかもしれないんだから、反対なんか絶対しない。世界で一番応援してるよ」
「ありがとうﾞ」
「もぉ、泣かないでよ〜」
可愛いひよこちゃんの成長を目の当たりにした気分。
それに比べて......私も、そろそろ決めないとダメだなぁ。
アメリカ、行こうかなぁ。
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作者名：Yuna x他1人 | 作成日時：2022年4月2日 9時
