・ ページ3
＿＿＿魂は平等よ。
どういうこと。
＿＿＿魂には、幸福も不幸も平等に与えられるのよ。
何が言いたいの。
＿＿＿今までよく耐えたわね。
同情なんていらない。
＿＿＿行ってらっしゃい。
待って、何がどうなってるの？
こうして、私はまた誕生した。
ーーー
ーー
ー
「まぁ〜、ぱぁ〜」
「あらあらユナちゃん、どうしたの？」
「ユナは可愛いなぁ。こっちにおいで」
私は韓国人に生まれ変わっていた。
しかも過去。1995年10月31日生まれのイム・ユナ。
おばあちゃんと話してるのを聞いたんだけど、アッパもオンマもなんかすっごいテモンを見たんだって。
アッパは、黄金の燕が8個の黄金のりんごを持って家の入ってきた夢。
燕はアッパの頭に止まって眠って、アッパはりんごを全部食べたんだって言ってた。美味しかったって。
オンマは、二回も見たらしい。
一回目は、流れ星が空を埋め尽くす満月の夜、家で桃を食べながらそれを見ていたら8つの流れ星がオンマのお腹の中に吸い込まれたって夢。
二回目は、黄金の目の、自分の何倍も大きな漆黒の大蛇が睡蓮の花をくれた夢。頭撫でたらしいよ。オンマ強いね。
アッパもオンマも、私が女の子だって信じて疑わなかったらしい。
私み、BTS関連でテモンは調べたけど、それ設定盛りすぎじゃないかな。怖いんだけど。
それにさ、私のテモン、黄金キラキラすぎて眩しいよ。
これは後にオンマから聞く話。
「アッパね、夢で菜の花畑にある木から柚を収穫したんだって。
テモンかは分からないけど、だから貴方の名前はユナにしたの」
学校の宿題で名前の由来を調べるってなった時に、オンマから聞くことになる話。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Yuna x他1人 | 作成日時：2022年4月2日 9時
