りんごジュース【中務裕太】

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Aside





あの日、放送部の顔合わせがあったあの日。

帰ってからりのに早速電話でご報告。

｢中務裕太に話しかけられた！｣って言ったら

｢え？ほんと？幻覚じゃなくて？幻聴じゃなくて？？｣って疑われたけど

最後には信じてくれたみたい(笑)

で、良かったじゃんって。


ついでに大樹って子が可愛かったよ〜って話したら

その子見てみたいなんて言い出して笑


りのが男の子に興味持つとかあんまなかったから

なんか私のが嬉しくなっちゃった！((りの｢いや彼氏いたこととかあるからね？笑｣



それで、なんとなく暇になった今日。

2組の教室へ。



『んー、大樹ちゃんどこだろ、』


大樹｢何俺、“ちゃん” 付けなの？笑｣


『うん、可愛いからね〜』


大樹｢へぇ〜(笑)｣


りの｢いやいやいや、A？笑｣


『ん？あ、大樹ちゃんいた。』


大樹｢え？気づくのが遅いの？それとも頭の回転？｣


『多分後者だね』


大樹｢自分でわかってるあたりさすがだよ｣


『あ、こちら梅本りのです。放送部の顔合わせで来れてなかったから。』


大樹｢あ〜、よろしく｣


りの｢よろしく｣


『じゃ、大樹ちゃんごめんねそれだけなんだ。』


大樹｢うんそれは別にいいけど、呼び方どうにかなんねぇかな｣


『あ、嫌だった？大樹ちゃん』


大樹｢可愛いは褒め言葉じゃねぇから笑｣


りの｢いいじゃんね、大樹ちゃん笑｣


大樹｢お、お前もか。笑｣


『はいはい、大樹ちゃんいい子いい子』


大樹｢りの、こいつ大丈夫かな｣


りの｢いつもの事だから大丈夫｣


りのと大樹ちゃんの冷たい視線は似てました。




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