ＢＵＴ

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スンユンだった。

スンユンか...

少しホッとした気持ちと

少し残念な気持ちがあった。

ユ「忘れ物」

スンユンはポロロの人形を渡した。

テヒョンからもらったものだった。

「ありがとう...」

私はポロロを受け取った。

大きな人形をスンユンがわざわざ持ってきてくれたなんて可愛らしい。

ユ「いつでも帰ってこいよ」

「え？」

ユ「Aのいない宿舎はつまらない」

自然とこぼれる笑み

「うん、いつでも帰るね」

ユ「じゃあ」

「ありがとう」

スンユンは私が家の中へ入るまで見送ってくれた。

部屋の片付けをしながらふとポロロを見ると

手紙が付いていた。

開いてみると殴り書きのような字が並んでた。



“A、デビューおめでとう
意地になって避けたりしてごめん、傷つけてごめん
Aとデビューしようって約束した事忘れてない
Aがデビューして沢山かっこいい人に言い寄られてかっこいい人と仲良くしてる姿を想像するだけでムカついてくる。
俺よりかっこいい人見つけて振られるんじゃないかって怖くなる。
もう俺の事嫌いになった？
Aの電話別れ話だったらどうしようって怖くなって出れなかった。
Aは、俺なんか釣り合わないくらい可愛いしスタイルもいいし歌もダンスも出来て頭も良いし運動もできる。
英語も日本語も中国語も堪能で完璧すぎて本当に天使な気がしてくるもん笑
俺の夢なんじゃないかって付き合っててずっと思ってた。
隣で韓国の天使と呼ばれた女がニコニコ笑ってんだよ？
あり得ない状況だと何回思ったか...
俺はAが世界一好き
Aが俺の事嫌いになってたとしても好きだよ
また泣かせるかもしれないけど
絶対に幸せにするから
俺ならどこの奴よりもAを愛してる。
Aがデビューしても愛し続ける。
だからもう一度俺と一からやり直してください。
こんな俺でごめん愛してる
テヒョン”

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