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「なんなの?」

さっきから“なんでもない”の一点張りで話そうとしない。

超むかつく。そう思った私はテヒョンを背に寝転がった。

テ「A〜」

私は無視をする。

テ「A?」

「ん〜、もう何?」

テ「俺の事心配だった?さっき?」

「うん」

テ「あ〜、なんだ、つまんないの」

テヒョンは私を自分の方へと向き直した。

「何?」

眠くて少々言葉が強くなる。

テ「見てこれ!やばい」

テヒョンは私の目の前に携帯を置く。

“テヒョン今どこ?”

私がさっき打ったやつ...!!!

顔が一気に熱くなるのが分かる。

テ「可愛いとこあるじゃん」

テヒョンはわたしのほっぺをににぎににと摘んだ。

私を見ながらニコニコするテヒョン

「いつも可愛いでしょ?」

テ「今日は一段と可愛い」

面と向かって褒められるとなんだか照れくさい。

テヒョンと目を合わせなかった。

次の授業は選択。

『選択なにとってるの?』

二人の声が重なる。

同時に笑う。

テ「何とってんの?」

「声楽だよ」

テ「俺も」

「え、そうなの?」

テ「Aのサセンだからね笑」

「やめてよ〜」

テ「だから2時間同じ」

「嬉しい」

テ「なんでそんなに素直なのかな今日?」

「そう?本当のこと言っただけだよ」

テヒョンと同じだったなんて今まで気づかなかった。

嬉しくて自然と言葉に出てきた。

教室に戻り教科書を取り教室を移動した。

テヒョンが教室に迎えに来てくれて一緒に行ける。

「そういえば今日テストだよね?」

テ「なんとかなる」

「ならないから」

歌のテストだ。

練習してないから不安だけど何を歌うかが問題だ。

始業が始まっても私は歌が決まらなかった。

自由席だから隣にはテヒョン

先生はさっそくテストを始めた。

テヒョンのテストはすぐでヨンベ先輩の

I need girl を歌った。

テヒョンは私だけを見て歌う。

まるで二人の世界みたい。

私はパクボムのYOU&Iを歌う事にした。

テヒョンのためだけに歌おう。

そう決めた。

トリは私だった。

舞台に立つと緊張は溶けた。

テヒョンへの思いを歌にして。

先生は評価をしてベスト5を発表した。

テヒョンは4位。

私は1位だった。

テ「俺選ばれたの初めて」

「本当?」

テヒョンは嬉しそうに笑った。

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はに(プロフ) - ふにたんさん» いつもありがとうございます^ ^コメントとっても嬉しいです!こんな自己満な小説ですがお付き合いいただきまして光栄です!お互い小説作り頑張りましょう^ ^WWIC楽しかったですね!そしてテヒョンちゃんがドラマに大抜擢!!!楽しみです^ ^ (2015年3月24日 1時) (レス) id: d8d2abe6d7 (このIDを非表示/違反報告)
ふにたん - はにサンの作品とても面白くて好きです☆° 毎回の更新楽しみにしておる者です(笑)私もうぃのちゃんの小説書いてるのですが、はにサンのように上手くは書けませぬ…(苦笑) それと、私もWWIC行きました♪ (2015年3月23日 23時) (レス) id: 8e8b743597 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はに | 作成日時:2015年2月6日 16時

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