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「少し休みなさい」
そう言って窓側のベッドに案内された。
その隣のベッドは誰かが寝ているようだ。
聞かれていたらどうしよう
もしファンだったら...
そんな不安もよぎったけど
フカフカのベッドに入るとそんな不安はどこかへ消えた。
「じゃあ、先生少しの間空けるから帰る時は勝手に帰ってね」
そう私に告げてベッド脇のカーテンを閉めてくれた。
シーンとした静けさ。
真っ白なシーツに真っ白な天井
まるで雲の上にいるみたい。
「雲の上みたい」
私は心の声がつい言葉となって出ていた。
ハッと我に返って恥ずかしくなり私はベッドに潜った。
「本当に雲の上みたい」
隣で寝ている男の人の声がした。
低い声は私に安心感を与える。
「僕の話聞いてくれますか？」
どこかで聞いた事のある声...
だけど聞いた事のない声。
「はい」
私とカーテン越しの彼は話をした。
「僕、彼女がいるんです。とっても可愛くて優しくていつもニコニコしてて僕にはもったいないくらい素敵な彼女。
彼女の事を好きな人は沢山いるんです。ファンも沢山いて毎日一緒にいても通りすがる男の視線ばかり気になっちゃって...
僕とAだけの世界があればいいのにっていつも思うんです。
あ、僕の彼女“韓国の天使”とか言われてるAなんですけどね...」
私の体に電流が流れたように感じた。
涙が頬を伝う。
鼻にかかる声...
先生が言っていた
テヒョンは泣いていた
その言葉
全てが走馬灯のように脳裏を走る。
テヒョンは話を続ける。
テ「オーディションに出る前から好きだったんです。初めて保健室で会った日から。
１年生の春頃だったかな。本当に天使だと思った。あ〜、この世に天使が存在するんだって。
でも僕には手の届かない人で周りには沢山の男がいて僕もその一人だったし
オーディションに出たらもっとファンは増えて学校もなかなか来なくなって
あ〜、僕の恋も終わりだって思ってたら僕の所属事務所にAが来たんです。
しかも同じグループになって本当に嬉しくて。
理性押し殺してたんです。時々理性に抑えがきかなくなった時もあったけど...
新学期始まって本当にファンが凄くてなんか勢い余って告白しちゃったんです。」
テヒョンは鼻をすすりながら話をした。
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はに(プロフ) - ふにたんさん» いつもありがとうございます^ ^コメントとっても嬉しいです！こんな自己満な小説ですがお付き合いいただきまして光栄です！お互い小説作り頑張りましょう^ ^WWIC楽しかったですね！そしてテヒョンちゃんがドラマに大抜擢！！！楽しみです^ ^ (2015年3月24日 1時) (
レス) id: d8d2abe6d7 (このIDを非表示/違反報告)
ふにたん - はにサンの作品とても面白くて好きです☆° 毎回の更新楽しみにしておる者です(笑)私もうぃのちゃんの小説書いてるのですが、はにサンのように上手くは書けませぬ…(苦笑) それと、私もWWIC行きました♪ (2015年3月23日 23時) (レス) id: 8e8b743597 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はに | 作成日時：2015年2月6日 16時
