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はっとして目を開ける。
目の前に広がるのは数々のお店、老若男女問わず人々が楽しげに会話やショッピングを楽しんでいる姿だった。
私はその様子にしばらく見とれていたが、ふと我に返り今の状況を理解しようとする。
先程の記憶が蘇る。確かコアという人物が言うには、ここは夢の中らしい。
しかし夢の中とは思えぬ程、記憶がしっかりしていて、自分の思い通りに体を動かす事ができる。
……コアとやらを呼んでみようか。
「コアさんー。」
小さな声で
大きな声じゃないとダメなのかな？
「こ、コアさーん！」
周りの人が振り返ったり、クスッと笑いながら私から目をそらす。
恥ずかしい……。
大きな声で呼んでみても、やっぱりコアさんは現れない。
諦めてそっと歩き出す。
「ちょっ、ちょっとまってー！」
声がしたかと思うと、目の前に小さな男の子が凄いスピードで私の前に立ちはだかる。
「……どうした？迷子かな？」
子どもに対しての接し方なんて分からない。一人っ子だから。
「いや、違うしっ！僕がコアだから！」
「え、誰？あっ、そうなんですか！すみません……。」
誰？って言っちゃった。
にしても、コアさん今頃出てくるのか。そんなに時間がかかるなんて……。
「全然気づかないんだもん。後ろに居たのに！」
後ろに居たの？
言ってくれればいいのに……。
「で、何用？」
「一応呼んでおいただけです。」
はぁ、と呆れたように彼は言った。
「とにかくアバター選ぶよ。Aさん。今のままだと現実と一緒だからね。」
そう言って彼は私の腕を引っ張った。
着いたのは、ちょっとおしゃれな雰囲気のお店だった。
店内に入ると定員さんが居るわけではなく、ただパソコンとイスだけが置いてあった。
コアさんがイスを引き、
「ここ座って。」
と言った。
優しいところもあるじゃんと思いながら、お礼を言いイスに座った。
イスに座ると勝手にパソコンが起動した。
アバターを作りますか？_
「Yesにすると自分でアバターを作れるよ。Noにすると自動で機械が作ってくれる。後で作り直す事もできるから安心してね。」
そうコアさんが説明してくれた。
「作るのめんどいからNoで。」
「適当だね……？」
Noの方をポチッと押して、バッとアバターが映し出される。
黒髪ロングに青色の瞳。顔立ちは可愛いよりは、綺麗で背丈も高い。
「……気に入った。」
「そりゃ良かった。」
彼は私にニッコリ微笑んだ。
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青い宇宙人(プロフ) - さっさっささん» ありがとうございます！もう、一生懸命更新頑張りますっ！ (2019年12月17日 22時) (
レス) id: eb24f19649 (このIDを非表示/違反報告)
さっさっさ - 全然更新遅くないですよ！ (2019年12月17日 18時) (レス) id: eb6c59978d (このIDを非表示/違反報告)
青い宇宙人(プロフ) - さっさっささん» ありがとうございますっ！（笑） 相変わらず更新ペース遅くてゴメンなさい！ (2019年12月16日 21時) (レス) id: eb24f19649 (このIDを非表示/違反報告)
さっさっさ - あ、もう最高(笑) (2019年12月16日 18時) (レス) id: eb6c59978d (このIDを非表示/違反報告)
青い宇宙人(プロフ) - さっさっささん» ありがとうございます！お気に入りだなんて...！嬉しいです！更新頑張ります！！ (2019年12月13日 5時) (レス) id: eb24f19649 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青い宇宙人 | 作成日時：2019年12月10日 14時
