レンタル彼女【桃】

episode : 14 ※表現注意 ページ16

※読まなくても続きに繋がるように書いていますので , 苦手な方は飛ばして大丈夫です .




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浴室から飛び出した俺達は , すぐさまベッドに駆け込み , 無我夢中で互いの体を求めあった .




Aよりも華奢で , 細身な体は抱き心地は良くなかったけれど , 埋め合わせが出来そうなものなら何でも良かった .

舌が絡めば彼女の甘い吐息が鼻に掛かり , 少しずつ興奮材料として積もっていく .







「 くるっ , し … ! 」






「 誘ったのはそっちじゃん , 我慢してよ 」






「 んぅ … ! 」







彼女は俺の期待に答えようとしているのか , 必死に俺の体に触れようとするがそれは俺が許さなかった .

昔から , リードされるのは嫌いなんだ .




片手に収まりきる程度の胸に触れれば , 彼女はそれだけで甲高い声を漏らす .

段々と , 彼女も快楽に溺れてきたらしく , 目がトロンと落ち焦点が合わなくなってきている .







「 ね , ひなちゃんから動いて 」






「 むり , おかしくなっちゃ … !! 」






「 いいよっ , おかしくなろ ? 」






「 っあぁ !! 」







何で , こんな事してるんだろう .

そう何回も行為中自分自身に問いただしてもまともな答えは浮かばなかった .




ただ , Aに対する名前の付けれない感情が気持ち悪くて , 心に穴がぽっかり空いている感覚が寂しくて , 今こうして彼女を俺の上で踊らせているんだと思う .

その感情が分からなくて , 段々とヒートアップしていく .




Aは俺の事をまだ好きだ , なのに俺じゃない男とホテルに行って , 今の俺達みたいな事をしていた .

そんなことしていない , だなんて言われても , 店から出てきた時のAの顔は , 何回も俺がAを抱き潰した後に見た顔だった .




1晩 , 2晩 , 色々と考えて , またAに連絡を取って謝ろう , そう思っていた矢先に起きた出来事 .

簡単に許せる程 , 俺の心は広くない .







「 … もっと , 俺に溺れてよ 」






「 もっ , 無理だってばぁ !! 」






「 まだ序の口だよ , ほら 起きて 」







そう言って全身を痙攣させながら「もうやめて」と懇願する彼女なんて気にもせず , 俺は彼女の腰を掴み時間が来るまで抱き続けた .




Aはこれくらいじゃ , 壊れないのになぁ .




あ , 壊れないように , 俺が何度も調教したあげたんだった (笑)

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