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次の日も、その次の日もやっぱり 同じ電車に乗っても Aは乗ってこなくて。
それだけで なんだか元気が出ない。
どんだけ現金なやつなんだって感じだけど…
知らず知らずの間に 俺の心をAが占める割合は一気に増えていた。
Aって、学校では どんな子と仲がいいんだろう？
もしかしてAの事 好きなやつがいたりする？
俺が知っている情報は『彼氏はいない』って事だけで、もうAには 好きな人がいるかもしれない。
同じ学校だったらなぁ……
何度願っても それは変わらない事実に、俺は大きな溜息をついた。
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「…あ、チャニョルセンセ」
「ん、セフンか。
どうしたー？元気ねぇな」
ニタニタ笑うチャニョルセンセに、横から寄りかかって全体重をかけてやる。
「わ、待て待て重い重い！！！」
「………センセ」
「ん、？」
「…勇気がほしい」
「普段あれだけ自信家なセフンがそう言うの まじで珍しい」
「………現状維持って言葉、俺 大嫌いだったけど。…それに満足してる俺もいて…」
「…」
「そんな俺が、嫌でたまらなくなる…」
チャニョルセンセは 先生であって 兄のようで。
気付けば、チャニョルセンセの肩に頭をつけながら 本音を口からポロポロ落としていた。
「先生は、セフンはなんだかんだ なんでもやり遂げるやつだと思ってる。」
「…」
「男気見せろ、セフン。」
「……」
「満足なんてするな」
「…」
「行ってこい」
ずるいな、チャニョルセンセは。
なにも知らないくせに なんでも知ってるみたいだ。
「…ありがと。 行ってくる」
チャニョルセンセの肩から顔を上げると、センセはニッと笑って俺を見た。
「なんだ、満足なんてこれっぽっちもしてねぇじゃん」
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カトクを交換してはいたものの、一度も使った事はなくて。
しかも 初めて使うのが "通話で"だとは思ってもみなかった。
Aのアイコンと 通話のボタンをタップし、耳にスマホを寄せる。
プルル……
プルル…
『…もしもし、セフン…？』
「A」
『びっくりした…どうしたの？」
「今から会える？」
『ぇっ？』
「ダメ？」
『…会えるよ』
「どこにいる？」
『駅前の、大きい液晶のビルのところ…』
「わかった。すぐ行くから待ってて。」
今すぐこの気持ちを伝えたい。
溢れて弾けそうな、この気持ちを。
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りる - 初めまして〜♪ｼｬｯﾌﾙﾒﾙﾄのお話、毎回楽しませていただいています…皆様個人の素敵なお話をいつも読ませていただいてるので、企画ものはまた違って、新鮮で楽しいです♪続けて頂けたら嬉しいです…が無理なさらないで下さい！体調には気をつけて頑張ってください♪ (2016年12月25日 23時) (携帯から) (
レス) id: 775f2cdca2 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - レタスさん！ハッピィクリスマス！あなたのお話…すごく好きです…文章のセンス、間、流れ、全てがツボです。これからも続けて下さいね！私はずっとレタスさんのペンですよー (2016年12月24日 22時) (レス) id: 56b484f566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レタス ちょな NeNe 北国 練乳 ゆーりんご x他4人 | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2016年12月23日 9時
