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学校が終わってすぐ、電車に揺られ15分 そこから歩くこと5分。
見えてきたのは 現代的な造形の学校だった。
聞くところによると、つい数年前に建てられた学校らしい。
「ここ？」
「ここ！」
迷いなく門をくぐり 会場へ向かうその子の後ろに、周りを見渡しながらゆっくり続く。
「はーやーくっ！！！はじまっちゃう！」
その声に、気付けば開場前に着いていて。
「はいはい」
「はい は 一回！」
「は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い」
俺たちは大きな扉を開けた。
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.
客席はもう8割埋まっていて、客層は老若男女。
「うわぁ、流石 ダンス部の名門校だ…。」
「そうなの？」
「もー、セフンってば 他校に興味無さすぎ。
ここのダンス部、色んな大会で上位に入ってて すごいんだからね？」
「へぇ…」
席に着くと 同時にアナウンスが鳴る。
まじで本格的だな…
徐々に客席が暗くなり、ステージにスポットが当たると同時に 客席に静寂が訪れた。
立っていたのは、1人の女の子。
パン
その子を見た瞬間、体の中で何かが弾ける感覚に襲われる。
「あの子！私の友達！」
小声で耳打ちされても、俺はステージの女の子から目が離せないでいた。
音楽に合わせ、軽やかなステップと滑らかな動きで会場を魅了していくその子に、心臓が大きく脈打つ。
なんだ、これ
なんだ、この気持ち
パチパチとバブルの様に弾ける、この気持ちは。
急に目に映るものがすべて色付き、高揚するような。
この気持ちは、なんだ。
.
あっという間にソロステージが終わり、次の演目に移る。
息継ぎをする暇もなく、すべての演目が夏の夜の様に終わって行った。
客席の照明が点き、ワッと歓声と拍手に包まれる会場。
「すごかったね…！」
隣からのその言葉に、俺はゆっくり頷くことしかできなくて。
脳裏には、あのソロステージの女の子の姿が焼き付いて離れなかった。
これってもしかして。
一目惚れ、ってやつ…？
……………
………
『思い立ったら吉日』
それが、気ままな俺のモットー。
「なぁ」
「ん？」
帰りの駅のホーム、俺は口を開いた。
「俺、一目惚れした」
「…へっ？」
「あのソロステージの子に」
「え！？」
「折り入ってお前にお願いがあるんだけど」
「な、なに…！？」
「あの子の名前が知りたい」
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りる - 初めまして〜♪ｼｬｯﾌﾙﾒﾙﾄのお話、毎回楽しませていただいています…皆様個人の素敵なお話をいつも読ませていただいてるので、企画ものはまた違って、新鮮で楽しいです♪続けて頂けたら嬉しいです…が無理なさらないで下さい！体調には気をつけて頑張ってください♪ (2016年12月25日 23時) (携帯から) (
レス) id: 775f2cdca2 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - レタスさん！ハッピィクリスマス！あなたのお話…すごく好きです…文章のセンス、間、流れ、全てがツボです。これからも続けて下さいね！私はずっとレタスさんのペンですよー (2016年12月24日 22時) (レス) id: 56b484f566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レタス ちょな NeNe 北国 練乳 ゆーりんご x他4人 | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2016年12月23日 9時
