バブル・フィルター NeNe ページ14
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「セフン、他校のダンス部に スパイに行こう」
休み時間、同じ部活 同じクラスの女友達が俺の机に 勢いよく手をついた。
せっかく気持ちよく寝てたっていうのに…。
「スパイ…？」
「そう、スパイ。」
「ふぅん……」
瞼を開けないまま、適当に相槌を打って また机に突っ伏すと容赦なく肩を叩かれる。
「私の友達も出てる発表会があるの！
勉強にもなると思うし…！！」
「んん…」
「お願いってば！！！！」
「…ミンソクでも誘えばいいじゃん。
デートに誘ういい機会じゃないの？」
"ミンソク"
その名前を出せば、その子はカッと顔を赤くした。
まったく、素直じゃないんだから。
「ミ、ミンソクは……ダメっ！！」
「はぁ？」
訂正。 素直じゃない、を通り越して 意固地の域だ。
揺るがない態度に 俺の眉間に自然とシワが寄った。
「なんで」
「なんでも！」
意固地なくせに、勇気がなくて一歩が踏み出せない。
そんな姿を見ていてこっちがむしゃくしゃしてくる。
ま、大切な友達だから 応援はしてるんだけどね。
俺なら 気の向くままにアプローチしまくるのになぁ。
「ねぇ、聞いてる！？」
「はいはい、聞いてる聞いてる…」
まったく、よく通る声だ。
両手で耳を塞ぎながら ウンウン頷く。
「でも どうせあれでしょ。
友達が出る発表会に行きたいけど、1人で行くのは寂しいからついてきてほしいんでしょ。」
「うっ…」
「スパイに、だなんて言わずに はじめからそう言ってくれたらいいのに。」
そう付け加えると、その子は分かりやすくうろたえた。
ほら、ドンピシャだ。
するとさっきまでとは一変、恐る恐る俺の表情を伺いながら その子は口を開いた。
「…バブルティー1週間分でどう？」
「乗った」
バブルティーが関わってくるとなると、話は別。
「で、その発表会ってのはいつなの？」
「今日」
「まじか」
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りる - 初めまして〜♪ｼｬｯﾌﾙﾒﾙﾄのお話、毎回楽しませていただいています…皆様個人の素敵なお話をいつも読ませていただいてるので、企画ものはまた違って、新鮮で楽しいです♪続けて頂けたら嬉しいです…が無理なさらないで下さい！体調には気をつけて頑張ってください♪ (2016年12月25日 23時) (携帯から) (
レス) id: 775f2cdca2 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - レタスさん！ハッピィクリスマス！あなたのお話…すごく好きです…文章のセンス、間、流れ、全てがツボです。これからも続けて下さいね！私はずっとレタスさんのペンですよー (2016年12月24日 22時) (レス) id: 56b484f566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レタス ちょな NeNe 北国 練乳 ゆーりんご x他4人 | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2016年12月23日 9時
