楽屋 ページ9
ナムくんを救護室に運んでから、楽屋に戻る。
楽屋に着いてから、ジンくんに促されてソファーに皆で腰掛ける。
JH「あなたがAさんですか！ナムジュンからよく話を聞いてました！」
「ナムくんから…？」
JH「あいつ、いつでもAさんAさん言ってましたよ？新曲が出来たら、『Aさん聞いてくれるかな？気に入ってくれるかな？』番組に出るとなったら『Aさん見てくれるかな？』って。」
「そうなんで、すね……」
申し訳なさが募って泣きそうになる。
YG「さっき言ってた…『勝手に消えてごめん』っていうのは…」
「あぁ…」
YG「何があったんですか？」
「私…… 」
言葉に詰まった私に気がついて、いつの間にか隣に来ていたジンくんが私の手を後ろでｷｭｯと握った。
JN「俺から説明するね？」
ジンくんがすべて説明してくれた。
JH「だけど…本当にナムジュンのことを思っての事なら…なにもかも繋がりを切っちゃうなんて、逆にナムジュンはショックだったんじゃないですか？」
「……そうですね、正しくは…自分の為だったんだと思います」
「ナムくんには悪いけど、私そうでもしないと彼のこと忘れられる気がしなくて」
JH「そっか…ｳﾝｳﾝ」
STAFF「処置終わったので救護室入室可能です」
「！」
JN「行こっか」
〜
ｶﾞﾁｬ
「ナムくん…」
目の前で眠るナムくんは乾いた服に着替えて規則正しく呼吸している。
「…… ごめんね」
NM「…………、？あ、れ、ここは？」
「ナムくん！」
NM「そっ、か、Aさん、Aさんだ」
JN「大丈夫なのか？」
NM「はい、大丈夫です」
YG「お二人にしてやろうぜ」
JH「そうですね！」
JM「ナムジュニヒョン！」
NM「？」
JM「ファイティン！へへ」
NM「？？」
TH「ファイティン！ｲﾋﾋ」
NM「？？？」
JK「……ｸﾞｯ」
NM「？？？？」
続く
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作者名：もにじん | 作成日時：2019年7月8日 23時
