【募集企画】天空魔法学院part2【小説ver】

第五十五話【ゆき】 ページ6

色鳥が遅れて来たが新入生を案内していたと言うので納得した

コイツは気に入らないけど後輩に優しくしてるならいい

戦闘が始まると色鳥は鷹を出してきたり、大蛇がいたり、煙幕が全体に広がったりと一々面倒だった



「大蛇、ごめんナ！」



謝りながら色鳥がいるであろう方向に殴った

すると意外と簡単に吹っ飛んでいった



「ンー、わからないシ適当に壁を使って攻撃を当てよウ！」



そうなったらすぐ行動！近くの壁を蹴って色鳥が居そうな所を殴りまくった

一瞬姿が見えたときは毎回動物によって邪魔される



「あー！動物を使うなんて卑怯だゾ！わかってたけど罪悪感凄いんだからナ！」



どこにいるかもわからない色鳥に向かって叫んだ

煙幕は薄くなってきているがまだ人を捉えることは出来ない

それに歩けば所々に床や壁の崩れた瓦礫がある



「…ン？お、そうダ！」



空中にパンチして風を吹かせれば煙幕消えるんじゃないか？と思った

試してみようと適当な場所で威力の15%未満で空中にパンチすると結構な風圧で煙幕が消えた



「おおー！私すごいナ！」



そう思って辺りを見回すと色鳥は驚いたような表情だった

どうしたんだろうとよく見てみると壁や床が抉れて崩壊するかと思うくらいだった



「あ、あレ？ちょっとやりすぎタ？」



いつも通り10%未満だったんだけど…最後以外

教師を見ると顔が真っ青になっていた

ここでようやく理解した




ちょっと調子にノリすぎたかも？

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