第四十五話【setu】 ページ42
試合が終わった後、久しぶりに新作を使ったからか床や壁が所々抉れていた
なので前から使っている薬品を使いもとに戻してから出ていった
「この後はどこに行こうか」
いい実験台…紫のような人材が欲しいが中々現れるわけもないし
ああ、救護室によっていこう
回復薬の備品が少なくなっていると連絡もあったしな
「足りないのは第一段階の弱いものか」
この色はまだ緑色だから反応がつまらない
どうにかしてもっといい色に出来ないものか
薬を持って歩く俺の姿を見れば怖がるだろうな
笑顔で歩いてるのだから
「む、救護室にあんなに人がいるのか」
部屋の前に怪我をしたであろう生徒が大勢集まっている
その隙間を抜けていくと第一段階の薬は全て無くなっていた
「誰だ、無駄遣いをした馬鹿は」
とても低い声だがよく通るので騒いでいた生徒は黙り、静まり返った
その中を見回してみると新任の教師であろう呑気にしている男を見つけた
「貴様か、薬の使い方も見なかったのか」
「誰だよお前。男か女かはっきりしろよ」
ほう、俺に向かってその言い方をするとは…この新任教師には立場を教えてやらんとな
腰にある薬の中から一際綺麗な色をした液をかけた
すると男は縮んだ。ミニサイズだ
「おいお前ら、使い方はここにあるから守って使え。こうなりたくないならな」
それだけ言って薬品を棚に移してから出ていった
その後、「女みたいな男の先輩は怖い」そんな噂が流れ始めた
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ブラックアイ - 更新しました (2018年10月23日 18時) (レス) id: b64c02d5d7 (このIDを非表示/違反報告)
ブラックアイ - 更新します (2018年10月23日 17時) (レス) id: b64c02d5d7 (このIDを非表示/違反報告)
閑(プロフ) - 更新します!! (2018年10月23日 16時) (レス) id: 2baf58587d (このIDを非表示/違反報告)
よもぎまんじゅう(プロフ) - 更新しました (2018年10月22日 20時) (レス) id: 1b69b5d6d8 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎまんじゅう(プロフ) - 更新します (2018年10月22日 19時) (レス) id: 1b69b5d6d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪白 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2018年10月14日 21時