第三十話【独国語】 ページ27
トーナメント表が発表された。
人混みを掻き分け見に行くと、
「風海零奈………って誰?」
同じ学年だよ〜と煙に言われたが、ピンとこない。
詳しく聞くと、第一王女らしい。
「会ったことないの?」
「うーん……会ったとしても私は椿姉と一緒に行動しないといけなかったから、話すのは年上の人ばかりだったしなぁ…」
こんな事ならしっかり覚えておけば良かった…!
暗記は得意だけど、興味のない事を覚えようとは思わない性格が仇になった。
だから成績が悪いと怒られる……。
「って事はどうでもよくて!」
また一人会話で、煙を置いて行っちゃった…。
「ごめん、煙。でもそろそろ私行くね。」
「うん、わかった!頑張ってね、美愛!」
「ありがとう、煙もね」
元気づけられたけど、ドキドキするのはまた別だ。
風海零奈さんって、
「ほんとに誰なの!?」
逃げ出したいし、って言うか家に帰って依姫姉様と魔法の練習をしていたい。
「…………10分の我慢」
そう呟いて、扉を開けた。
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ブラックアイ - 更新しました (2018年10月23日 18時) (レス) id: b64c02d5d7 (このIDを非表示/違反報告)
ブラックアイ - 更新します (2018年10月23日 17時) (レス) id: b64c02d5d7 (このIDを非表示/違反報告)
閑(プロフ) - 更新します!! (2018年10月23日 16時) (レス) id: 2baf58587d (このIDを非表示/違反報告)
よもぎまんじゅう(プロフ) - 更新しました (2018年10月22日 20時) (レス) id: 1b69b5d6d8 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎまんじゅう(プロフ) - 更新します (2018年10月22日 19時) (レス) id: 1b69b5d6d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪白 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2018年10月14日 21時