第十四話【クロロ】 ページ13
入学式を終え、対抗戦までまだ時間があるので、刀の練習をしていた。
今は素振りを百回終え、近くにあった丸太に腰を掛け休憩中。
空を飛ぶ小鳥を見ながらぼんやりと考え事をしていた。
...このままでは、アイツに勝てない。
もっともっと努力しなくては。
でも...
「アイツ、強すぎなんだよな...。」
「誰が強すぎだって?」
「わぁ!!ち、血潮!!」
後ろに血潮がいたことに気がつかなかった。
そのせいで丸太から思いっきり落ちた。
「ハッハッハ!大丈夫か?花菜。」
そう言って、手を差し伸べてくれる。
「あ、ありがとう。」
私は血潮の手を掴み立ち上がった。
「それにしても、さっき言ってたアイツって誰なんだ?」
血潮、鈍感すぎだ。言わないでおこう。
「別に。誰だっていいだろう。そんな事より練習に付き合ってくれないか?」
「あぁ、いいぞ。もう少しで対抗戦だしな。それに対抗戦は花菜と戦いたいと思ってるぞ。」
「私もだ。その時は絶対に勝つ。」
そう言って、二人は刀を交えた。
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ブラックアイ - 更新しました (2018年10月23日 18時) (レス) id: b64c02d5d7 (このIDを非表示/違反報告)
ブラックアイ - 更新します (2018年10月23日 17時) (レス) id: b64c02d5d7 (このIDを非表示/違反報告)
閑(プロフ) - 更新します!! (2018年10月23日 16時) (レス) id: 2baf58587d (このIDを非表示/違反報告)
よもぎまんじゅう(プロフ) - 更新しました (2018年10月22日 20時) (レス) id: 1b69b5d6d8 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎまんじゅう(プロフ) - 更新します (2018年10月22日 19時) (レス) id: 1b69b5d6d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪白 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2018年10月14日 21時