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第五話【ルず】 ページ4

入学式が終わったあと,わたしは一人,とある木の下で一人言を言っていた


「話、全く聞き取れませんでした……」



そう,わたしは“ヒトの話を全て聞く”ということが,苦手だ



前も,パーティのことを聞いていなくて,使用人に怒られた


“苦手なんだから,仕方ないよ”とか,別に特別甘やかされて育ったわけでもない


逆に,お母さん達は,なおそうとしていたらしい



昔も,説教中に遊んだりしていて,自由な子だったらしい



お父さんは,“今より自由気ままだった”と言っていた



「そんなわたしの全てを,受け止めてくれる素敵なヒトと友達になれますように」



わたしは小さく呟いて,その場を立った



「ふふ、綺麗なお花」


足元に咲いた花を見て,わたしはそう言った



「踏み潰されないように,気を付けてくださいね」



わたしはしゃがんで,その隣に花を咲かせた



「これで,一人ぼっちじゃありません」



ふたたびわたしは立つと,風が吹いてきた



わたしの服装には丁度良い



「何かいいことがありそうですね!」



わたしは胸を踊らせながら,校舎に入っていった

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ブラックアイ - 更新しました (2018年10月23日 18時) (レス) id: b64c02d5d7 (このIDを非表示/違反報告)
ブラックアイ - 更新します (2018年10月23日 17時) (レス) id: b64c02d5d7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新します!! (2018年10月23日 16時) (レス) id: 2baf58587d (このIDを非表示/違反報告)
よもぎまんじゅう(プロフ) - 更新しました (2018年10月22日 20時) (レス) id: 1b69b5d6d8 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎまんじゅう(プロフ) - 更新します (2018年10月22日 19時) (レス) id: 1b69b5d6d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪白 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2018年10月14日 21時

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