７． ページ7
〜大ちゃんside〜
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・
ーこの辺りがポイント地点だから
取り敢えず入れてみるか！！−
「よっしゃ！！…
じゃあ、投げるよ？！」
ここからは忍耐…
後は喰らい付くのを待つのみ…
「なぁ…船長？」
ーんーー？−
「あの子、誰？」
ー俺の娘！！−
「嘘付け！！
船長には息子しかいねえだろ〜がよ」
ーはははっ…ばれたかー
「で？……誰？」
ー大ちゃんのチャータ船に乗せて悪いけど…
今日だけ…なっ？……ー
「何？何かわけありなの？」
ー時々な？海に癒されに来てんだよ…
最初はこのまま飛び込むんじゃないかと思って声掛けたんだよ
それからかな〜
娘の様に接して来てんのは…ー
「船長、娘、欲しがってたもんな…」
ー今日さ、癒されに来た理由……
お前らのせいだよ…ー
「はっ？！俺ら？！……
俺らって……嵐？……」
ーお前らも罪作りだよな〜−
「何だよ？！俺ら何もしてねえし！！」
ー落選だったんだとよ……ー
「……あぁ…………」
ーまっ……お前に言ってもどうしようもないんだろうけどさ
今回は慰める為に乗せて来ちまった…
大目にみてくれや……ー
「・・・・・・・・・・」
ーダメならここで降ろすわー
「はっ？！降ろすって……
海のど真ん中だぜ？！」
ーそうだな…ー
「あの子、泳げねえんだろ〜が！！
……いいよ……分かったよ……」
ーお前には近寄らない様にさせるからー
「嫌っ…あそこに閉じ込めておくのも
どうかと思うぜ？」
ーははは…そっか？−
はぁ…俺らのせいって言われてもな…
こればっかりは……
何気に操舵室に目をやると
気持ちよさそうに潮の香りを楽しんでるあの子
「ふふっ…良い表情してんじゃん…」
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作者名：Sugar | 作成日時：2015年10月2日 21時
