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仕方なく座った席…
お隣の方は年配の方…
何気なく会話をしたのをきっかけに
一緒に盛り上がる事が出来た
大ちゃんが…メンバーが…
こんなに間近で見られたのは
今回が初めて
もう２度とこんな事ないんだろうな
そう思うと私の心臓は壊れそうな程だった
そして楽しい一時は終わった
[またお会いしましょう]
そう言われお別れしたお隣の席の方…
そして言われたまま
その場でマネージャーさんを待ち
最初に通された部屋へ案内された
シャワーを浴びた後なのか
濡れた髪を拭きながら入って来た大ちゃんに
『……お、お疲れ様でした……』
そう言うだけで精一杯だった
「明日、船長のとこ行こうか？！」
『えっ？！』
……嫌々待って…
貴方、疲れてないんでしょうか…
それとも釣りはまた別なの？
「ねぇ……おにぎり作って来てよ…」
『・・・・・・・・・・』
お、覚えていたのね……
そこは忘れて欲しかったところなんだけど……
そして翌日船長の待つ海へ行くと
ーAちゃん…彼氏出来て良かったな？！ー
って……言われて…
はっ？！て・・・・・
『彼氏って？……誰？』
って聞き返した私に
船長と大ちゃんの驚き顔…
そして海の真ん中で聞かされた事に
言葉を失った
「Aちゃんなら大歓迎だって」
コンサートで出会ったお隣さん…
お母さんだって聞かされ呆然となった……
そして
囁かれた言葉
「Aのハートを釣っちゃったぜ〜」
ええっ？！私、釣られたのかな…
い、いつのまに……
でも……今、こうして隣にいられるのは
縁があったから・・・・・なんだよね？
ふふっ…
釣られちゃってもいいかな………
fin
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作者名：Sugar | 作成日時：2015年10月2日 21時
