１． ページ1
・
・
もう…最悪……
このメール見るのって
何度目なんだろうか
私って本当に運がないんだな…
『はぁ……』
いっつも辛い時や苦しい時…悲しい時
ここに来ちゃうんだよね…
何でかな？
この景色…
この香り…
何だか懐かしく感じる
凄く癒されるんだよね
だからさ…
また癒してよ
悲しくて、辛くて
心が押し潰されそうで苦しい…
ーおぉ？！Aちゃんじゃんか〜
何だよ、また来てんだ？！−
『何だ……
船長かぁ……はぁ……』
ー何か深刻な事か？！
スゲーでかい溜め息だなー
そう言って豪快に笑ってる船長…
私はね？心の傷を癒やしに来てんのよ！！
もうちょっと察してくんないかなぁ
『もう…うっさいよ！！
ほっといて！！』
ーおぉっ？！ご機嫌斜めだな……はっはっは…ー
『船長……お願いだから邪魔しないでよね！！』
ー………海に出てみるか？！−
『えっ？！………いいの？……』
ーあぁ…今日は漁じゃないからな…
その代わり操舵室のみだぞ？−
『うん！！いいよ！！』
この船長との出会いは
私がここに癒しを求めて通う様になってからの事
何かね…私が今にも海の中へ
飛び込んじゃいそうな…
そんな雰囲気だったらしくて
で、心配で声を掛けてくれたんだって
時々話を聞いてくれて…
優しいだけじゃなくて
時にはお説教もしてくれる
私の…海のお父さん……
そんな存在の人なんだよね
・
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sugar | 作成日時：2015年10月2日 21時
