第4話 残業 2 ページ5
【not side】
降谷「やっと信じたか。」
A『は、はい…』
降谷「それじゃあ、始めるか。」
降谷の言葉を合図に、二人共真剣に、書類に言葉を打ち込んでいった。
何時間か経つと、残業で残っていた人達は次々と帰り、時計が10時を示した頃には、降谷とAの二人だけになっていた。
A『…んーっ!!
…って、あれ?皆もう居なくなってる…』
降谷「そりゃあそうだろ。
こんなに書類を溜める人なんて皇以外いないしな。」
A『降谷は一々、一言が余計なの!
だからモテないんだよ。』
降谷「残念ながら、モテ期は来てます。
それにこの社の中で俺は人気らしいぞ。」
A『し、知ってるけどさ…私も人気よ!?』
降谷「仕事を溜める完璧な降谷の同期として、な?」
A『ち、違うし!!
毎回ドジ踏む可愛い女で有名だって、私の友人が言ってたもん!!』
降谷「どっちも酷いな。」
A『…くっ、言われてみれば…。』
降谷「気づいてなかったのかよ。」
PCから一旦手を止め、真っ直ぐにしていた背筋を椅子にもたれ掛けた。
そして、休憩の意味を込めて降谷と話す。
A『降谷はいいよな。完璧ーなーんて言われて。』
降谷「まっ、俺とお前は違うし、皇が完璧って言われるまで当分…いや、一生来ないか。」
A『っ!?…くそ降谷は黙ってなさい。』
降谷「お口が大分悪いみたいですねぇ。
だから未だに結婚の貰い手がいないんじゃないんですか?」
A『い、痛い事言わないで!!
そ、それに、結婚の相手がいないのは降谷もだろ!?』
降谷「俺はいいんだよ。もう相手見つけたし。」
A『え!?だ、誰よ!?』
降谷「……お前。」
いきなり、相手を見つけたなどと言われ、少しの焦り見せたが、疑うような言葉が耳に入り、動きが止まるA。
その言葉を理解した途端に、Aの顔は一気に赤く染まった。
A『なななっ!?////
えぇっ!?////はぁあっ!?////』
降谷「俺とお前結婚相手いない同士、お似合いかなと思ってな。」
A『ななな、何言っちゃってんの!?////
そ、そんな言葉急に言われても…///』
降谷「………ふはっ!!あっははは!!
あれぇ?本気にさせちゃった?笑
ただの冗談に決まってんだろ?」
A『っ!?///降谷ぁああっ!!』
Aが顔を赤く染めたまま、降谷に攻撃行為を始めたのは言うまでもない。
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ナミ(プロフ) - 紫苑さん» 返事が遅くなってしまい申し訳ありません!先程、18話を公開させて頂きました。後で書き直そうと非公開にし、そのまま忘れてしまっていたので助かりました!!(笑)ありがとうございます!! (2017年12月17日 21時) (レス) id: 10654a6a79 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - はじめまして。いきなりですが18話はどこでしょうか?いきなり話がとんでびっくりしました。(笑) (2017年12月11日 21時) (レス) id: 33fd3d747e (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - りんさん» 私も好きですー!!笑笑 (2017年7月12日 20時) (レス) id: 64164e79d4 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - 夜大好き!さん» コメントありがとうございます!!楽しみにして下さってるなんて嬉しいです!!笑笑 (2017年7月12日 20時) (レス) id: 64164e79d4 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - もふぃ@絡繰人形さん» はい!了解です!!笑 (2017年7月12日 19時) (レス) id: 64164e79d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナミ | 作成日時:2017年1月15日 22時