第26話 話したい事 ページ28
【not side】
━━━━━━…数時間後。
A『…あっ、もうこんな時間。
…っん〜、そろそろ休憩しようかな』
珍しく真剣に書類と向き合っていたA。
そして気づくと時計の針は十二時を指していた。
A『んー、お腹空いてないし、飲み物買いにいこーと』
そう言って椅子から立ち上がると、自動販売機のあるところまで歩いていった。
A『今日は結構頭使ったし、糖分が必要!!
と言うことで、甘ーいココアにしよーと』
Aは何を飲むか決めると、自販機にお金をいれてボタンを押した。
そして、落ちてきた缶を手に取って蓋を開けて口に持っていく。
A『ゴクッ)…あぁ…美味しい…』
Aはココアを飲んだ瞬間、言葉を漏らした。
だが、表情は何故か切なげに、今手に持っている缶を見つめていた。
A『…っ…本当だったら、今隣に降谷がいて、一緒に缶を持って、一緒に乾杯して、一緒に飲んでいたんだろうなぁ…』
Aはいつも一緒にいた彼を思いだしながら
今買った缶を寂しげに見つめていた。
すると、誰かが飲み物を買いに来たのか、後から足音が聞こえてきた。
?「……っはぁ…やっと休める」
A『……え?』
Aは後から来た人の声に聞き覚えがあったのか、行き良いよく声のした方を振り返る。
?「…〜っ、もう疲…━━━━━━…っ!?」
相手の方もAに気づいたのか、突然立ち止まり、
目を大きく開けてびっくりしたような表情をしている。
A『…ふ、降谷…』
降谷「…す、めらぎ…」
二人はよっぽど驚いているのか、相手の名前を口に出すと、見つめあったまま固まっていた。
降谷「………っ!!
す、皇も、休憩か?」
A『あ、あぁ。
……久しぶり、だね…』
降谷「…あぁ。」
二人は久々に話すからなのか、少し遠慮気味に話す。
そして降谷は飲み物を買う事を思い出し、自販機の前に行って缶コーヒーを買う。
A『…き、如月はどうしたんだ?』
降谷「え?…如月は昼飯。
流石に昼まで一緒にいられると疲れがたまるからな。」
A『…っ!(…っと言う事は今がチャンス…!あの時の誤解を…言わないと…!)』
Aはそう思い、缶コーヒーを持っている降谷の腕を掴んで…
A『…っ…話したい事があるんだけど…時間、大丈夫…か?』
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ナミ(プロフ) - 紫苑さん» 返事が遅くなってしまい申し訳ありません!先程、18話を公開させて頂きました。後で書き直そうと非公開にし、そのまま忘れてしまっていたので助かりました!!(笑)ありがとうございます!! (2017年12月17日 21時) (レス) id: 10654a6a79 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - はじめまして。いきなりですが18話はどこでしょうか?いきなり話がとんでびっくりしました。(笑) (2017年12月11日 21時) (レス) id: 33fd3d747e (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - りんさん» 私も好きですー!!笑笑 (2017年7月12日 20時) (レス) id: 64164e79d4 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - 夜大好き!さん» コメントありがとうございます!!楽しみにして下さってるなんて嬉しいです!!笑笑 (2017年7月12日 20時) (レス) id: 64164e79d4 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - もふぃ@絡繰人形さん» はい!了解です!!笑 (2017年7月12日 19時) (レス) id: 64164e79d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナミ | 作成日時:2017年1月15日 22時