【18】うるさい ページ25
誰だろう、と体を起こすと、隣のベッドに誰かが座っていた。私と目が合うと、ぎょっとして目をそらした。
唐沢「さっきの、見てたんでしょ」
??「………にしても湾田の奴、大胆だよな」
少し長めの髪を揺らしながら、その子は笑った。
喜峰「俺、喜峰岬。一年。お前は?」
唐沢「あ、えっと…唐沢A、…2年です」
喜峰「あ、マジ?」
喜峰くんの態度に、こっには先輩なのに、と思ってしまう。どうも海王の上下関係には慣れない。
喜峰「てか、お前湾田と何があったんだよ?」
興味津々で目を輝かせる喜峰くん。生意気だけどやっぱり一年生。可愛いところは可愛いみたい。
唐沢「君には関係ないでしょう?」
喜峰「えー、あるぜ?俺、サッカー部員だし。あいつ一応先輩だし」
なんだかめちゃくちゃでよくわからないが、とにかく聞きたいようだった。…もちろん自分の恋愛事情なんて話せる訳がないけど。
唐沢「内緒。それより私、寝るから」
喜峰「ふーん、でも仮病だろ?」
喜峰くんを無視して、私はベッドに横になり目をつむる。
思い直してみるとついさっき、湾田くんはかなり思いきった行動に出たわけだけど
私はあまり動じていなかった。
私って以外と図太いのかな。
少し笑い声が漏れると、喜峰くんはうるさいと口を尖らせた。
でもこれには赤くなった。……………思い出し笑いなんて(笑)
#♪#♪#♪#♪#♪#♪#♪#♪#♪#♪
疲れたー
今日の海の男!
浪川「おい、そこのお前!…俺の彼女になれ!!」
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涙音(プロフ) - *文月*〜huduki〜さん» 返信遅くなってごめんなさい。こんな風に誉めていただいたのははじめてです。書いていて良かったです........!実は近々この続編を上げることになりました。もしよろしかったら読んでみてください。本作よりさらに良いものになるよう精一杯執筆いたします。 (2016年12月11日 23時) (レス) id: 541fead6be (このIDを非表示/違反報告)
*文月*〜huduki〜(プロフ) - 私は5年くらいこのサイトで色々な小説を読んできましたが、その中でこの作品がダントツで面白いです。もっと熱く語りたいのですが、文字数の上限をこえそうなのでこれくらいにしておきます。気持ちが伝わると嬉しいです。これからも素敵な作品を作っていってください。 (2016年11月14日 10時) (レス) id: bb022945e6 (このIDを非表示/違反報告)
涙音(プロフ) - 律華@Twitterはじめました。さん» コメントいただいて久しぶりに戻って参りました…とりあえず少しだけ更新しましたが、夏休みに完結できたらと思います!すっかり放置してました… (2015年7月4日 21時) (レス) id: 71e3a373e6 (このIDを非表示/違反報告)
律華@Twitterはじめました。(プロフ) - 更新頑張ってください!続き見たいです! (2015年7月4日 5時) (レス) id: 7cb333b288 (このIDを非表示/違反報告)
海王星(プロフ) - 久しぶりの更新だね笑 相変わらずの素晴らしい文才!期待に胸が弾むぜ( ´∀`)← (2014年8月9日 17時) (レス) id: c49ea11c01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涙音 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/enkorimatsue/
作成日時:2014年1月14日 1時