安梓が尊すぎる件について【名探偵コナン】【男主】

幼馴染み ページ17

「どうも！悠の幼馴染みの佐野弘人っていいます！よろしく！」


ずっとくっついてくるこいつを剥がすことができず、皆に紹介することになってしまった。


『．．．はぁ』


「幼馴染みいたんですね」


『？、はい』


何故か安室さんが悲しそうな顔をしている。


『安室さ「ゆーーう！！」うるせーな、声抑えろ』


安室さんにも幼馴染みがいるのかと聞こうとしたが、ヒロのバカでかい声に遮られた。


「そんなことより！！何で電話でないんだよお前！！」


『お前だって分かってた。絶対バスケの誘いだと思った。嫌だ』


「な、何故分かった！？」


『分かるわバスケバカ』


そう、こいつは超がつくほどのバスケバカだ。


そんなこいつからの電話となれば、用件はすぐに分かる。


「悠は幼馴染みには結構口調が荒くなるんですね〜」


梓さんが珍しいものを見る目で俺達を見てきた。


そんな梓さんを見てヒロは目を輝かせた。


「うわあ！！すごい美人！！ねぇ俺とぉぅあ！！」


『やめろ、蹴るぞ』


「もう蹴ってる！！」


あろうことか梓さんをナンパしようとしたヒロを容赦なく蹴った。


梓さんの相手は安室さんなんだよ。


いくらお前でも容赦しないぞ、ヒロ。


『お前は早く自分のテリトリーに帰れ』


「え！？俺のテリトリーってどこだよ！？」


『バスケットコート』


「なるほど」


『今日はこの人達と来てるからお前とは遊んでやれないよ』


「えー、バスケ『断る』せめて最後まで言わせて！？」



知るか。

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