▽距離感17 ページ18
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午前が終わり、昼休憩をしようとエミさんと講堂を出ようとした時。後ろから「A上官」と声をかけられた。振り向けばそこにいたのは先程のペンを落としたロボロという兵士だった。
『なんだ』
rbr「突然お声かけしてしまった申し訳ないのですが、先程のお礼を改めて伝えたくて…！」
『あぁ…気にしなくていいよ。試験に集中し給え』
ありがとうございます、と明るくなったロボロ。
ここ最近会った兵士の中でいちばん礼儀が正しい気がする。
感謝を述べて頭を上げたロボロは私からエミさんの方へと視線が動き「試験監督なんやエミさん」と口を開いた。なんだ知り合いならそう言ってくれ、と二人を交互に見ればロボロの頭に手を置く様にして来た人物が一人。
sha「なんやロボロ。A上官にわざわざ声かけに行って。…すんません、うちのロボロがご迷惑おかけしました」
rbr「ハァ？それはこっちの台詞やぞシャオロン。迷惑かけとるんはそっちやろがい」
sha「は！？かけてない！」
em「ほら二人とも落ち着いて…！」
エミさんは黙っといて、と声をそろえる二人にため息を吐いたエミさんは「ええ加減にせえよお前ら」と珍しく砕けた口調で答えた。
が、そんなもの気にも留めず話し始めるシャオロンとロボロはヒートアップしていくばかりだった。講堂にはもう私たち四人しか残されておらず、昼休憩が始まっていた。お昼の時間が無くなるのは嫌なので、そっとエミさんの服の裾を引っ張って、早く行こうと催促する。
一歩下がってこっそりエミさんと話す。
『エミさん休憩時間無くなっちゃう』
em「それもそうやな…」
『財布忘れたから奢ってねエミさん』
em「え、ちょ、」
喧嘩する二人をそっと置いて、私たちは講堂を抜け出した。勿論しっかり昼はエミさんに奢ってもらい、無事に昼休憩できた。
その後、無事午前の部を終えて午後の方も何事もなく無事終了。実技の方は壁床共にいくつか破壊されてしまったらしいが、あとで直しておくそうだ。
そうして今日の夜は徹夜で合格者を整理しなければならない。広い会議スペースに並べられた資料をエミさんとオスマンと徹夜で見なければならないのだ。
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きょきょ - くそ〜うぅ良いところなのに〜続きがぁーないー (11月27日 3時) (
レス) @page24 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - リゼさん» ありがとうございます！そうなんですね、、どんどん沼っていってください！！ (2021年8月15日 8時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
リゼ(プロフ) - 素敵な作品だぁ、、、今どハマりしてますw更新頑張ってください！ (2021年8月14日 19時) (レス) id: 0b187b7a06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2021年1月20日 0時
