▽距離感10 ページ11
『はは、何の話かと思えば』
まじかこいつやりやがったなまじかほんとに、とでも言いたげな顔に変わったショッピは無言でチーノの足を踏んだ。「何すんねんショッピ」と苦痛の声を漏らしたチーノは至って真面目らしかった。
とはいえこちらも驚いている。何を急に聞くかと思えば。
プライベートどころか人生の一部そのまま聞いてきてるじゃないか。
『いるとでも思ってるのかな。ここは軍だよ？』
ci「場所なぞ関係ありませんよ。…して、その言い分からすると居ないとお見受けしますが」
『どうとでも言え』
syp「礼儀もクソも無いんやけどチーノ…」
ci「え？今が聞き時やんか」
なんだそのお買い得みたいな話。失礼だな。
苦し紛れに気を利かせたチーノは山積みの書類を見て「お手伝い致しましょうか」と言った。気持ちだけで十分だ。幹部試験願書は機密事項に近いのだから。
『早く行き給え。君達もやる事があるだろう』
syp「はい、失礼します」
ci「失礼しました！」
そう言ってそそくさと部屋を出て行った二人。
残された資料を見れば、確かに射撃部隊とあった。どうりで…あの鬱の部下と言われれば妙に納得がいく。でなければほぼ初対面であんな気軽に聞いてこれないだろう。しかも上官に。
まぁ元気なことはよろしい、と心の中で彼等を褒めつつ資料の確認を始めた。
何時間が経っただろうか。
資料の確認をし始めたのが9時半、現在の時刻は15時過ぎ。少し集中をしすぎたらしい。この確認書類を総統室へ提出しなければならないのが22時だからまだかなり余裕はある。山積みだった資料はもう一枚も残っておらず、提出用の箱へと山が出来ていた。
集中すればこれだけの量をこの時間で終わらせられる。流石自分。
そうして仮眠を取ること三時間。仮眠と呼ぶには少し長いくらいで夕食の時間になっていた。珈琲でも淹れようと立ち上がれば本日二度目のノック音。
『あれ？…オスマン』
os「ふふ、こんばんは。夕食前に悪いんやけど…、明日試験監督同士、確認しようと思ってな？」
『なるほど、いいよ。入ってくれ』
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きょきょ - くそ〜うぅ良いところなのに〜続きがぁーないー (11月27日 3時) (
レス) @page24 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - リゼさん» ありがとうございます！そうなんですね、、どんどん沼っていってください！！ (2021年8月15日 8時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
リゼ(プロフ) - 素敵な作品だぁ、、、今どハマりしてますw更新頑張ってください！ (2021年8月14日 19時) (レス) id: 0b187b7a06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2021年1月20日 0時
