▽落とされる12 ページ13
kn「大先生の幼馴染って聞いたで！！！！！」
死んだ目は更に黒くなってより一層濃くなったと思う。「昔の大先生尖ってたやろ」と何故か一人で喋り続けてそして納得し、腕を組んでうんうんと一人頷き自己完結し始めたコネシマとやらを視界に入れた。
彼の事は鬱君から偶に聞く。声がでかいとは聞いていたが笑い声こんな大きいのか。
隣の男子はよく知らない。シャオロン、と呼ばれていたが彼は誰なのか。
sha「王様、なんやって？トントンとロボロ早退させたとか」
すん、とスイッチが切れた様に真顔になったシャオロンは笑うのをやめた。それにつられて気づいたコネシマは特に口を開く事もなくただ私を見ていた。
「まぁまぁまぁシャオちゃん」と宥める鬱君。
『その前に…君は誰だ』
kn「…ふっ、せやぞ！！シャオロン！無礼やぞ！」
sha「コネシマァ…今何で笑った」
「この子シャオロンね」と緩く鬱君のフォローが入るがそんなの関係無い。初対面の奴に散々言われて、名前も知らないなんて反撃しない訳がない。
どうやら今の一言で彼の中の私の好感度は真っ逆さまに落ちていったらしく、ゾムと同じ視線を向けられた。
コネシマの方は何故か相変わらず面白がっていて、鬱君はまたかとため息を吐いた。
おいおい鬱君、ため息吐きたいのは私の方なんだけど？？？？
sha「お前みたいな自己中がいちばんこの学園に相応わしく無い事を俺が教えてやろうか王様」
ギリ、と強く歯を食いしばったシャオロンは殺意全開でこちらを睨む。コネシマは相変わらず笑っているし、いよいよ収集が付かなくなってきた。ここで一戦交えたって構わないけれど、シュタイン先生に怒られたばかりだからそう易々と出来ない。
ut「はい言い過ぎ、シャオちゃん」
sha「大先生も大先生や。なんでこんな女の護衛なんてするん？」
ut「僕がやりたくてやってるから」
sha「嘘つけ」
そのままシャオロンは何も言わず、足早にこの場を去っていった。そうして後ろ姿が見えなくなった後、鬱君はにこりと笑って私に言った。
ut「帰ろ、Aちゃん」
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和奏(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…… (2022年7月23日 1時) (
レス) @page30 id: 670d6c146b (このIDを非表示/違反報告)
葛 - 帰って来て欲しい、、この作品はめっちゃ神だから、、我儘言ってごめんなさい。他でなんか言ってたらすみませんm(_ _)m (2021年4月1日 11時) (レス) id: e3a78427cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2021年1月5日 17時
