脆い.27▽ ページ28
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真下にがくんと落ちる感覚ではっと目を覚ます。
「お、やっと起きた」
次に来たのはゆったりとした声。
ぼんやりと最後の記憶を辿って、
上半身を起こしふと横を見る。
「よく寝てたねAちゃん。
訓練疲れた？」
『ぁ、え、…まぁ。何でクザンさん、』
「なんか大きい音がしたから覗いたら、Aちゃんがソファから転げ落ちてたんだよ。
気をつけてな、ちゃんとベッドで寝なさい」
確かスモーカーと分かれた後、自室に戻ったんだ。
お茶を飲みながらぼーっとしてたら
疲れていたのと、安心したせいもあって寝てしまったんだろう。寝相の悪さが原因で転げ落ちたみたいだけどね。
恥ずかしい。
「んで、それ…大丈夫なの？」
右頬をぱっと指差したクザンさんは、どこか重い表情で私を見る。
『あぁ…大丈夫ですよ。
黄猿さんと実践してたら___))「え、黄猿にやられた傷じゃないよね？」』
人の話を遮るんじゃない。
「あ、ごめん」と大して思っても無い様な言い方で、一応謝ろのノリで言われたそれに返事をしない。
代わりに、黄猿さんとの実践した訓練についての事を話せば、不服そうに顔を歪ませた。
『自分の撃ったのが、
綺麗に跳ね返りまして…死ぬかと思いました』
「持ち方から教わった、って…はぁ。本当、Aちゃん見てると寿命縮みそう」
『まだ会って数日ですけど』
そのペースだと早死にしそうですね、と笑い返せば「そうならない様、努力してね」
と言われてしまった。
困った。
いやだって、あれ多分無理だ。
引き金固いし、
銃重いし、
反動で腕消し飛ぶかと思ったわ。
「うーん…銃がいちばん楽かと思ったんだけど、」
『素手でとか…。』
「却下。
って言いたいところだけどね。少しは戦闘能力あげてみよっか。簡単なのでいいから」
防御術くらいはさ、と付け足した今のクザンさんには大将なんて肩書きがあるとは思えないくらい
馬鹿みたいに優しい。
案外、シャボンディ諸島で捕まって良かったかもしれない。海に一人彷徨うのは無理そう。
メンタルとか、色々。
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ひかり(プロフ) - 続編楽しみです。 (2020年4月25日 13時) (
レス) id: 2b9098a683 (このIDを非表示/違反報告)
リーナ - コメント失礼します！めっちゃ面白いです！！これからも頑張って下さい！ (2020年4月23日 20時) (レス) id: 4ce14ca331 (このIDを非表示/違反報告)
ソル - 白ひげ海賊団とどんな繋がりがあるのか楽しみです！更新頑張ってください！ (2020年4月19日 21時) (レス) id: 7bc681eabc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年4月4日 11時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ミラージュミラー - トリップって難しいと僕は思います。なのにとっても面白い！小説アドバイス頂きたい位です！これからも頑張って下さい！ (2020年4月2日 10時) (レス) id: 1bda2ccaaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2020年3月10日 13時
