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▽実力と確証 ページ27

『おぉ…信じて頂けたのなら良かったです。手荒な真似してすみません』



彼の目からぱっと手を離せば、背を向けていた彼がゆっくりと此方を振り返る。水色の瞳は微かに揺れていた。そして数秒黙った後、いきなり大声で笑い出した。それはもう、鼓膜が破れる程度には。



⁇「今の動きは凄かったな!一瞬でやられてもうたし、実戦なら死んでたわ!!あっはっはっ!」

⁇?「やば…」




その奥で、この目の前で笑う男とは対照的に顔を青くさせているニット帽の男。



kn「いきなり後ろから飛び掛かってすまんかったな、ちょっと気になってん。
…あぁ、俺はコネシマや」




「本物か」と言いながらいきなり手をとったコネシマさんはその声の勢いと同じく、握手としてぶんぶんと腕を振った。そこまでされると流石に痛いのだがロボロさんの制止で強制終了出来た。
何も言わないニット帽の男の方を見れば、先程と同じように目があった。

少し変わったのは、疑いの目であったそれが期待になっていた事。


彼の口から名前を聞こうとすればコネシマさんを吹き飛ばす勢いで此方にやってきた男。




sha「俺、シャオロン!!
ずっとファンやってん…!」




貴方もか。呆れるというか、むしろその反応がこの国じゃ普通なのかと思い込み始めている自分がいる。それがとんだ自意識過剰ということは分かっているのだが…こうも反応されると。


sha「サイン…は、また!また後で!」
rbr「準備悪すぎやろ」
sha「会えると思って無かったんだよ!!」
kn「サインサインってうるさいねん!何もサインが全てって訳じゃないやろシャオロン」
syp「じゃ、クソ先輩はサイン無しで」



「要らんとは言ってへん」、と今までの威勢が嘘かの様に静まったコネシマさんを横目に見た後、そういえばここ食堂だったと思い出した。




幸いにもまだ食堂に自分たち以外の人は来ておらず、騒ぎになる事は無かった。その後、20時ぴったりに総統含め幹部達が揃った。
どうやら、夕食は全員共に取るらしい。





.


***

タイトルに+αと入れである時は大抵最後に作者からのお知らせorイラスト付けますんで、
よろしくお願いします。

▽食事の席ではお静かに。→←▽自由な彼は大声を



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野菜 - 文才ありズキィ!!!絵も凄いですねぇ… (2020年12月25日 22時) (レス) id: 13d957e87a (このIDを非表示/違反報告)
世阿弥 - 更新頑張ってください!!応援してます。 (2020年12月22日 23時) (レス) id: 6e54989a60 (このIDを非表示/違反報告)
白玉色の赤えのぐ - あと更新がんばれください!!!! (2020年11月11日 20時) (レス) id: 199b62a433 (このIDを非表示/違反報告)
白玉色の赤えのぐ - 貴方めっちゃ絵上手いですね!貴方めっちゃ絵上手いですね!貴方めっちゃ絵上手いですね!(大事な事なので三回言いました) (2020年11月11日 20時) (レス) id: 199b62a433 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 雫さんの文章表現力と画力が大好きです!すっごく、すっっっごく尊敬しています!陰ながらですが、これからもずっと応援しています!!あまり無理はなさらないように…! (2020年11月8日 22時) (レス) id: 83f48e582b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月23日 15時

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