守る.07 ページ8
その考えに深く考えず普通に納得してくれたらしい赤井さんは「成る程」と声を出した。
やだ推しに肯定された。人生悔い無し。
脳内が完全にお花畑ロードになっている私はその道を軽やかにスキップした。
軽すぎるくらいの足取りでレジにカゴを持っていく。こんな事ならステーキ買うんだったな…ごめんよパピー、焼きそばで。
「焼きそば、お好きなんですか？」
『好きです』
貴方がね。
自分で言っておきながら爆死したのは言うまでも無い。一人レジのお兄さんと睨み合いをしていたと思われたのか沖矢昴に苦笑された。
因みに店員さんに怖がられました。大丈夫、私は善人だからどうかブラックリストには載せないで。
2775円になります、とはっきりとした口調で言われる
ちぇっ、そこは1円負けとけよ。とか思いつつもちゃんとお金を払う。それも顔に出ていたのか今度は沖矢昴が咳払い一つして私を見た。
……ほんとにすみません
.
『なんか…何から何まですみません』
「いえ、なんだかんだ言って連れ回してしまったのは私の方ですので」
なんとなんと、私は今沖矢昴の車に乗っている。良い匂いするしなんか同じ空気吸ってる感あって死にそう
心臓がﾊﾞｯｸﾊﾞｸしててうるさい。止まってしまえ。
『いやけど…この辺で下ろして貰っていいですよ』
「もう夜遅いので家まで送って行きますよ、必ず。
それに、ここ最近不審者も多い様ですし」
その様ですね、米花町ですから知ってます
本当に無理だ。運転めちゃくちゃ上手いし、退屈しない様になのか凄い話しかけてくれるし。
車に乗った時だってドア開けて荷物も入れてくれちゃったし。レディーファーストの鬼かこの人。
「外、眺めるの好きですか？」
『え？』
沖矢昴が妙な事を言い出す。確かに私は無意識のうちに窓の外ばかり見ていた。そりゃそうだろう、沖矢昴の運転する車の助手席に座って正面を向けるだろうか
いいや絶対に無理だ、視界に運転する彼が入った瞬間いよいよ私の人生は幕を閉じることになりそうだし。
「てっきり、嫌われてしまったのかと」
…あ、結婚します？(発作)
.
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月19日 22時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 紗奈さん» 大変長らくお待たせしました！この先も楽しめる様、更新頑張りたいと思います！ (2020年5月1日 18時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - てにゃんにゃんさん» ありがとうございます！作品を好んで見てもらえる事、嬉しい限りです。更新頑張っていきます！ (2020年5月1日 18時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - KAZUKIさん» 安室さんの尊さにはいつも驚かされます…降矢零という人物がもう無意識のうちにイケメンばら撒いてるので困ったモンですほんと。更新頑張ります！ (2020年5月1日 18時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 最新楽しみです！ (2020年4月26日 19時) (レス) id: 0bf5c2ae4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2020年1月18日 16時
