守る.06 ページ7
宣戦ー、私は沖矢昴の顔が近くでも倒れない事をー、誓いませんッッ
「そうですね……最初ならこれなんてどうですか？」
『これですか実に美味しいそうなお酒ですね』
「それは炭酸です」
『おっと失礼』
待って本当に顔がちっけぇ、沖矢昴。
私の後ろから覗く感じでお酒を選んでくれている沖矢昴なのだがとにかく顔が近い。
多分免疫が無い私ってせいもあってこんなドキドキしてるのかもしれないけど。免疫がね。何のとは敢えて言わない。
「大丈夫ですか？」
そもそも、推しと話すなんて無理な話だったんだ。前の私は会いたい結婚したいしか言ってなかったけれど今推しを目の前にして分かった。
これは無理だ。私ごときの人間がキャラと喋るなんて言語道断。今の私が許さない。
同じ空気を…いや、同じ世界に存在させて頂いてるだけで涙が止まらないのに一緒にいるだと？
殺す気か神よ
『すみません、何でもないです』
「悩み事ですか？」
『死活問題です』
「それは大変ですね」
沖矢昴は自分で飲むらしいお酒を選びながら私の飲むお酒をとかを色々チョイスしてくれている。
…して頂いている。
ふと沖矢昴を見れば___え、え、え？え？えぇ？バーボン持ってるんですけど。知ってたけど待って無理。
狼狽えながら暴れまくる自分を抑えて『決まりました』と声を絞り出す。
「それは良かったです。ところで、さっきは何の酒と迷っていたんですか？」
残念ながら沖矢昴が聞いている質問には答えられない。だって…
ライです！なんて言えないでしょ！？いや調子に乗りましたけれどもね？飲むの自分じゃ無いし良いかなって。思ったんだよ！！
コナンの世界に来ちゃったらそりゃちょっと組織のコードネームの酒ちょっと知ってる感出したいじゃん？
まぁけど、二十数年彼らと接触してなかった訳だし、少しぐらい関わっても良いかな___
『……缶ビールです』
ごめんなさいチキンです。
無理無理絶対無理。ライとかバーボンとかジンとかそんな口が裂けても絶対に死んでも言える訳が無い。
沖矢昴に嘘を吐くのは申し訳ないけれどこれはチキンな私が悪いのでどうぞ煮るなり焼くなり好きにしてください…チキンなだけに(白目)
結局、酒を買うのが初めてだから缶ビールで済ましてしまおう、という安易な考えに落ち着いた。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月19日 22時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 紗奈さん» 大変長らくお待たせしました！この先も楽しめる様、更新頑張りたいと思います！ (2020年5月1日 18時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - てにゃんにゃんさん» ありがとうございます！作品を好んで見てもらえる事、嬉しい限りです。更新頑張っていきます！ (2020年5月1日 18時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - KAZUKIさん» 安室さんの尊さにはいつも驚かされます…降矢零という人物がもう無意識のうちにイケメンばら撒いてるので困ったモンですほんと。更新頑張ります！ (2020年5月1日 18時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 最新楽しみです！ (2020年4月26日 19時) (レス) id: 0bf5c2ae4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2020年1月18日 16時
