守る.04 ページ5
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「いらっしゃいませー！」
可憐な声と共に開いた扉に思わず目を見開く。綺麗な内装に美男美女のフルコース。
……別に食べやしませんが。
まさか、とは少し期待していた。だから外れるかと思っていたのに___
「知ってる？A！"ポアロ"だよ」
『…へ、へぇ。知らない』
嘘ですどちゃくそ知ってます好きです結婚してください。何あれ何あれ、出迎えてくれたのは梓さんで私の心臓は見事止まりました。
笑顔くっっそ可愛い。どうしよう此処で死に行きたい人生だった。
「何またアホ面晒してんのよ」
『晒してないよ』
「いいや晒したね、目の前に美女おいてあんたの性格が前面に出てたね。乙。」
『ちょ、待て待て。口が酷すぎやしませんか』
「えーと、」とメニュー片手に困る梓さんが可愛すぎて永遠と困らせていたい。
…流石にそんなクレーマーじみたことをするつもりなんて更々ないが。推しの？幸せを？願うのが？私の役目ですから？？(真顔)
『すみません、注文いいですか？』
「はい！」
貴女が欲しいです、なんて死んでも言えやしないのでサンドウィッチとアイスコーヒーと言っておいた。
『沢乃ちゃんは？』
「店員さんが欲しいです」
「…え？」
『オイ沢乃』
一先ず友人をぽかすかしたところで「おすすめのパスタを」と言った沢乃。
次やったら絶対に許さない。怒ってる？と聞かれたから適当に怒ってないよと返しておいた。ええ、怒ってないですとも。
軽率に推しに向かって、貴女が欲しい、なんて言っても怒ってないよ断じて。
「お待たせしました、イカスミパスタとサンドウィッチです。それからアイスコーヒーに紅茶も」
『ありがとうございます！』
梓ちゃんが持ってきてくれたことに心の中でガッツポーズしておく。よっしゃ、これぞ至福の時間
彼女が持ってきてくれたケーキを食べながら沢乃と他愛も無い話をする事数十分。
流石に長居する訳には行かない…というか夕食の買い出しをしなくては。愛するパピーが飢えてしまう。
「是非またいらしてくださいね！」
『また来ます…』
「絶対来ますね！」
…梓さんが手振ってくれた。
『私決めた。ここに墓を建てる』
「何言ってんのよ馬鹿なの？」
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月19日 22時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 紗奈さん» 大変長らくお待たせしました！この先も楽しめる様、更新頑張りたいと思います！ (2020年5月1日 18時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - てにゃんにゃんさん» ありがとうございます！作品を好んで見てもらえる事、嬉しい限りです。更新頑張っていきます！ (2020年5月1日 18時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - KAZUKIさん» 安室さんの尊さにはいつも驚かされます…降矢零という人物がもう無意識のうちにイケメンばら撒いてるので困ったモンですほんと。更新頑張ります！ (2020年5月1日 18時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 最新楽しみです！ (2020年4月26日 19時) (レス) id: 0bf5c2ae4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2020年1月18日 16時
