コナン君だけお引き取り下さい。II【沖矢昴】

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ー江戸川コナンsideー



遠くに笑うAさんを見て隣になった歩美が羨ましかったり。いやいや、深い意味は無いが…


どっちかつーと俺は…。


すっと蘭の方に視線を向ければ園子と楽しそうに話していた。俺も早く元に戻ってそんで___
けれど、その後江戸川コナンがどうなるのか。それは俺にもわからない。



元「それがよー！」
光「えぇ！？」



確かにコイツらの時間の中には江戸川コナンという俺が存在していて、



…ま、今は目の前のことを楽しむか。






『コナンくーん』





間延びした声がしてふとそちらを見れば手招きをしているAさんが。何かと思って首を傾げれば歩美と手を繋いだAさんがこちらに来てくれた。

何で歩美…？

あ、そうか。
Aさんの隣歩美だったな、



江「どうしたの？」

『歩美ちゃん、』




歩「こ、コナンくん…！
ジェットコースター一緒に乗ろ！」




ばっと歩美に手を握られ、柄にも無く少しだけ頬が熱くなったのが分かった。
オイオイ落ち着け俺…相手は小学生だぞ


別に乗るのは構わないし、
何だって良いけれど。



純粋で無邪気な子供に敵う筈がない。



つーか…





江「Aさん」

『子供は楽しんで来なさいな』

園「そーよ！！」





腰に手を当てて「でかしたわガキんちょ」という園子だったがその意は俺にも分からない。


『最近の子はクール男子がお好みか』とボヤくAさん。あながち間違ってはいないかもしれないが、それは人によるだろ。



ていうか、
そうなると必然的に…




沖「…」




赤井さんとAさんが隣になっちまうじゃねーか


くそ…何だっていつもいつもこの人は、





『て事で私はジェットコースター乗らないので』

歩「えぇ！？Aお姉さん乗らないの？…もしかして、歩美が頼んじゃったから…？」

『違うよ歩美ちゃん。むしろでかした歩美ちゃん』





…目的はそれかよ。
ジェットコースター乗りたく無くて様子が可笑しかったりしたのか。なら嘘吐いたのも納得がいく。


要は絶叫系が苦手でこの場所に良い思い出が無いんだろう。かわいそうに(小並)




歩「…なら、
観覧車とか乗ったらどうかな！
昴さんも一人になっちゃうし！」





歩美…


純粋な小学生は悪くない。

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