▽此方側の彼 ページ36
最悪だ。最悪だ。
用意された服がシンプルで、男物っぽい着慣れた服だったから許したものの…この状況は聞いていない。
薄々分かってはいたが、
gr「まだ6時だからな、朝食まであと1時間ちょっと…久々にお喋りでもするか？」
syp「良いですね。Aさんとも話してみたかったし…あ、俺の事覚えてます？昨日の、」
「ショッピですけど」と頬杖を付いた紫色の彼は、目の前に座る私に問いかけた。
又もや総統に仕組まれた私はまんまと乗って朝食を集まって食べる場所に来たのだ。
そうしたら先に待ち構えていたのはショッピ君…いや、ショッピさん？？
その辺はよく分からないが、昨日の自己紹介ではっきりした。向こうにいたショッピ君とここにいる彼は別人物だという事。
うまく顔を使い分けていた、という訳で。
してやられましたね、えぇ。
『何の嫌がらせですか総統』
gr「嫌がらせ…？まさか。親睦を深めるには良い機会だろう。いちばんお前と距離が出来たのは紛れもなくショッピ君の筈だが」
『…はぁ』
ごもっとも。
ショッピ君は私を騙し、私はまんまと騙されたフリをして彼を騙していた。最悪の距離感。
おいおい、ほら見ろよ誰か。あのショッピ君の余裕そうな顔と全てから滲み出る煽り散らかすぜオーラを。
煙草は此方でも吸っている様で、
すぐ手元にはライターがあった。
「あの、」と声を出したショッピ君。
syp「俺の事はそのまま"ショッピ"で良いっすよ。
あの時間で腕磨かれた事に変わり無いですから」
だから俺もAさんって呼びますね。
そう付け加えたショッピ君の雰囲気はがらっと変わり、今までオーラが嘘の様に吹っ飛んだ。
syp「…で、Aさんから言う事は？」
『いや…無いよ、ショッピ君。改めて宜しくお願いします』
syp「ふっ、昨日まであんな警戒心バッチバチやったのに、そっちが本物ですか」
gr「面白い奴だろ」
syp「どうりでグルッペンさんが欲しがる訳です」
おいおい勝手に話を進めるんじゃ無いよ…。
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零(プロフ) - kouboukunさん» ありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです！多分は基本的に危なそうだな…という勝手な想像に共感してくれている様で何よりです…()これからも更新頑張ります！ (2020年5月24日 18時) (
レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
kouboukun(プロフ) - なんかこれを見て思いました・・・。総統の多分は危ない多分ですね(*´▽｀*)面白かったです！すごく夢中になって読める小説だし、奥が深くて、好きです！（突然の告白。）これからも更新頑張ってください！！ (2020年5月20日 16時) (レス) id: 6b5d77f9d6 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - seruharu217さん» syp君についてはまだ出て一話目ですので、情報量が少なかった様ですみません…次の話辺りからもう少し詳しくするつもりですので、その際分かるかと…！（質問に添えていなかったら申し訳無い）ありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです！頑張ります！ (2020年5月15日 23時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます！今や社会はその話題で持ちきりですしね…無事元の暮らしが出来る事を祈るばかりです。今後も面白い作品に出来る様、更新頑張っていきます！ (2020年5月15日 23時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
seruharu217(プロフ) - あの、すみません。ショッピ君ってどんな立場ですか？二人いる感じなんですかね・・・？このお話は好きです！更新頑張ってください！ (2020年5月13日 17時) (レス) id: e769def405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2020年3月15日 14時
