02___花火と探偵団 ページ6
私と佐藤刑事が知り合ったのはつい最近の事。道に迷っていたところを助けてくれたのだ。
まさか警察の人とは思わなかったけどね
こんな美人を警察に置くなんて…恋人とか出来るのかな、なんて聞けば満更でもなさそうな顔してたよ。
私より出会いあるじゃんか、解せぬ。
佐「最近物騒だから……、
気をつけて帰るのよ」
『米花が物騒なのはここ最近の話じゃ無いですよ』
「そういう事言わない」と呆れ顔の佐藤刑事に手を振って再び帰路に着いた。
あかんわほんまに。
この町はあれやな、殺人を起こさせとるやろ。なんか呪われてるんとちゃいます?
一人でボケをかましたところで、特に何かがある訳でも無いが突っ込まずにはいられないのだ。
それ程この街は危険地帯。
恐らく海外にあるジャングルなんかよりよっぽど危険だろう。
歩けば強盗事件、裏路地は誘拐事件、喧嘩で殺害予告、恨みを買えば殺人事件、バスに乗ればバスジャックが起き、電車に乗れば爆弾騒動。
デンジャラスゾーン極まりないな。
『帰ろ』
結局、家にいるのがいちばん良いのだ。好奇心なんてものは捨て、安全基地を作ろう……
今日はもう絶対外に出ない。
フラグを建築したところで、
私は家のドアをゆっくりと開けた。
.
江戸川コナンAさん、花火しない?
事の発端は一見の着信から。コナン君からの唐突な遊ぼうメールに思わず声を漏らしてしまった。
『夜だよコナン君』
現在時刻は18時丁度。
良い子は帰ってみんなで夕飯の時間だというのに。あぁそうかい、君は良い子じゃないんだったね。そうかそうか、君はそういう奴だったのか。
江戸川コナンAさんも来て欲しいな
あざといメールに舌打ちを一つして、砂色のコートを羽織る。行くしか選択肢は無いんだよな。
Aいいよ
Aどこに行けばいい?
ポケットに財布を突っ込んで玄関で靴紐を結ぶ。そろそろ靴買わないとな…なんて思いながら、ピコン、となった携帯に再び目線をやる。
江戸川コナン毛利探偵事務所ってわかる?
Aわかるよ
あれだよね。君が居候してる、っていう事務所。
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加奈 - 関係無いけど。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - カッコイイな〜。モテるだろうな〜。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 探偵ってカッコいいからな〜。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零 | 作成日時:2019年11月23日 20時