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「Aさん起きて」そんな声がぼんやりと聞こえて身体を揺さぶられる感覚。
あぁ…昨日は確か___
『お、おはよ……レモン君』
江「レモンじゃないし…変な夢でも見てたの?」
『レモンに追いかけられて』
昨晩紅茶に淹れたレモンの所為だろうな。
朝から高笑いをするコナン君をニコニコ見ながら、ベッドから起き上がる。
割と寝起きは良い方だよ。
朝は弱いけどね
朝食を作ってコナン君に食べさせる。
今日は夕方から家庭教師やらなきゃだから、バイトもお休みにした。
『学校まで送ろうか?』
江「大丈夫だよ!」
『んじゃ、せめて家まで。
どちらにせよ蘭ちゃんにも伝えなきゃいけない事あるからさ』
江「そっか」
もぐもぐとコナン君は朝食を口に運ぶ。
子供が出来たらこんな感じなんだろうな…いやまぁ夢のまた夢なんですけどねハイ。
『コナン君は見かけによらず可愛いね』
「どういう意味だよ」とぼそっと呟いた言葉に無視をして、完食して何も乗っていない皿を片付ける。
早めに家を出ないと。
コナン君は一度ランドセル取りに行かなきゃだし、
江「Aさん朝食は?」
『んー、あとd))江「ダメだよ、ちゃんと食べなきゃ」』
食べるって…。
わかった食べるから。睨まないで。
.
『はーい、到着』
コナン君を毛利探偵事務所まで送り届ける。
丁度通学する頃だったのか、蘭ちゃんが出て来た。
蘭「あっ!コナンくん!!」
江「おはよう蘭ねーちゃん」
蘭「もう!おはようじゃないわよ、心配したんだからね?
Aさん、すみません…ありがとうございました!」
『お気になさらず。
私がしたくてした事だからさ、それから…今日の夕方、園子ちゃんの家で…』
そこまで言えば「初の家庭教師ですね!」と思い出してくれた蘭ちゃん。
正確には二度目だけど。
以前やった事あったし…ま、いいや。
蘭「コナン君、早くランドセル取って着替えてきちゃいな?私待っていようか?」
江「ううん!先行ってて大丈夫だよ」
蘭「そっか、
なら私先に行ってるね。
Aさん、また夕方に」
手を振る蘭ちゃんに手を振り返して見送った時、
丁度、カラン、と
探偵事務所の真下の喫茶店__ドアベルが鳴った。
.
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加奈 - 関係無いけど。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - カッコイイな〜。モテるだろうな〜。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 探偵ってカッコいいからな〜。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零 | 作成日時:2019年11月23日 20時