コナン君だけお引き取り下さい。【沖矢昴】 (ページ18)

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07___一方的な探りとはページ18

何故、と聞かれれば何となくと答え、
そうなの、と聞かれればそうかもしれないと曖昧な答えを返す。これで疑われないか？

その答えは否___

江「Aさんはバイト決まったの？」

沖「おや？
バイトだったんですか？」

疑いの目を掛けられていた。解せぬ…ちょっと待ってくれ、何を疑ってるのか知らないけど。
あ、今は本当にバイトかどうか疑われてるのか。

成る程成る程、

『私は正真正銘のバイトですが何か？

この前までコンビニバイトでギリギリの生活を送り、食生活ガタガタなのをコナン君に心配され今こうして
沖矢さんのご飯を食べてるんですよ。

あぁ、けど…
来週からは蘭ちゃんと園子ちゃんの家庭教師で稼ごうかと』

長文をすらすら口にすれば「そうなんですか」と対して興味無さそうな沖矢さんの声が聞こえて来た。
よっしゃ、沖矢さんから逃れたぜぃ。

対してコナン君は…

江「ふーん…って、え！？
蘭ねーちゃんと園子ねーちゃんの家庭教師！？
何それ！ズルい、僕も行く！」

『来なくていいよ、クソガキ君』

江「ガキ…」

『コナン君に迫られたらこうしろ、って園子ちゃんに言われたからね。
君を付けただけでも喜んで欲しいな』

江「(対して変わってねぇっての)」

呆れ顔のコナン君は麦茶を手に取ってゆっくり飲んでいた。ごめんな、コナン君。
女の子の園に少年は呼ばないんだよ

…というか、沖矢さん料理うまいんだけどさ。野菜の大きさが可笑しい。いや切るの下手くそか
しかもちょっと自慢げに感想待ちなの腹立つな…イケメンだから許されるんだろうけど。

『カレー、美味しいですよ』

沖「それは良かった」

江「美味しいけど…昴さん、野菜もう少し小さく切ってもいいんじゃない？」

「確かに」って納得してる沖矢さんだけど、ちょいしゅん…ってなってますけど？
コナン君って慈悲を知らないのだろうか。ま、死神は知らないか…

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『それじゃ、ご馳走様でした沖矢さん』

沖「いえいえ。また来てくださいねAさん
勿論、コナン君も」

江「はぁい！」

…何二人で火花散らしてんだおまえら。

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