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〜裏設定公開的な雑談〜 ページ32

.


『はい、皆さんこんにちは。お話終わったっぽいですね。お疲れ様でした』
中「お疲れ様。いきなり変わったな、キャラ」
『役ですから…今日は舞台挨拶みたいなもんです」
中「成る程」



『あぁ、そうだ。折角だから没ネタとか裏設定ある?中也』
中「裏設定…?嗚呼…なんかそう云えば云ってたな。ちょっとやってみるか」
『そうだね、やってみよう』




太「ちょっと私メインのお話かもしれない!」
中「ンだと!?俺だっているわ!!」
『はいはい、落ち着いてくださいね



それじゃ、没ネタからいきましょう!
頁のタイトルは"搾取したいモノ"です。前作で太宰さんと映画に行った帰り道のお話になります、

それでは!どうぞ!!』








ー太宰 sideー


私は何処と無く中也の視線を感じていた。何より映画を見ている時の視線___それは確実に元相棒のものだった。

それに気づいた私は見せつける様な振る舞いをした。中也は中也でそれを思い切り睨む。
そんな事を繰り返しながら半日が経った。辺りは綺麗な夕焼けで朱色に染まっている。



太「ねぇ、Aちゃん」
『何ですか?太宰さん』



やっぱり君は私と一緒にいて欲しいな。



そんな事を云えば彼女を困らす事は分かっているのに。だけど、中也の元へ置いておくには惜しくて。此方へ来る時連れてくるんだった、と後悔している。




太「やっぱり私、Aちゃんが好きだよ」




分かっていたとでも云う風にAちゃんはおどけてみせた。

_____嗚呼、そんな顔させたい訳じゃ無いのに

華奢な身体を抱き寄せれば、落ち着いた彼女の声が聞こえる。早く探偵社に来れば良いのに。



『太宰さん、私はマフィアをやめないよ。


だからね。太宰さんの所へは行けない。まだやらなきゃいけない事があるから。

まだ、投げ出せないんだよ』




昔の喋り口調に戻った彼女は私の腕からするりと抜けてマフィアに向かって歩き出す。
少し私と距離を取ってぱっと振り向いた彼女の顔は……




『"また"ね!太宰さん!』



あの時に云えなかった言葉。

別れ際に、云いたかった言葉。




太「うん、またね」




今更だけれど、


君には届いたかな、



没ネタFin





『文字の関係で次行きますよ』
太「んふふっ、私が主役だね!」
中「テッメェ…」



.
※続きます

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★ayaka★(プロフ) - 面白かったです。すれ違いながらも互いを思ってるって良い話でした。 (2019年10月31日 1時) (レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)
燐華(プロフ) - 作品、29件ほど表示されましたよ。私の方では正常ですね (2019年9月8日 8時) (レス) id: 7838562921 (このIDを非表示/違反報告)
鏡の国のアリス - 完結(?)おめでとうございます!私此の作品だいっすきです!応援してます!お疲れ様でした。 (2019年9月7日 16時) (レス) id: f685bf0ca1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 赤珠さん» ご報告ありがとうございます!申し訳ない、ホムペ利用小説が未公開になってました……()公開しました! (2019年9月3日 22時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すみかさん» ご報告ありがとうございます。他の作品もですか……本当に嬉しい限りです、ありがとうございます!!! (2019年9月3日 22時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年8月14日 16時

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