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▼意味13___rbr side ページ13

侍女は可愛い。

可愛いのである。

 


rbr「あれ?えっ、Aさんらがなんで……って、あっそうか今日からか」


偶には自分も訓練に加わってみようかと訓練場に来てみれば、そこには何人かの侍女たちがいた。皆剣を持ったり銃を持ったりと忙しなく動いていた。俺が来たのに気がついて頭を下げるなり、またすぐに練習に励んだ。指導者はオスマンらしい。

ふと見上げればグルッペンとトントンが何やら話し込んでおり、何か嫌な予感がした。


os「なに?ロボロ暇なん?」

rbr「偶にはこっちでやるのもええなぁって」

os「今Aちゃんと本気で手合わせしとるんやから邪魔せんでな」


…A?

あぁ、確か侍女の中でもよくできている女だと兵士の中でも噂になっているとかいう…。そうだ、確か大先生が即刻振られて帰ってきたというあの女か。男の誘いを断るなんてまぁすごい度胸のある侍女がきたもんだなと思ったが、想像以上に凛としている女性であった。

それはもう一目惚れしてしまうんじゃないかってくらいの。

だがその淡い期待は一瞬にして打ち砕けた。
彼女は華麗な回し蹴りをオスマンにかまして、見事地面に投げ飛ばした。一体その華奢な体のどこからその力が湧いてくるのか不思議でならなかった。


兵士の方からも侍女の方からも、そして何より上からグルッペンがでかい声で「見事!!」と興奮していた。


os「ロボロのせいやぞ…」
『…、ロボロ様も手合わせいたしますか?』
rbr「あっ、や〜僕は遠慮しときます〜」
zm「ひよってんのか?」
rbr「いや全然」


まさか、ひよるなんて。女にひよるとかありえん。

Aと呼ばれた女は、オスマンに手を差し伸べて優しく立ち上がらせた。それは見惚れてしまうほどで、俺はゾムに蹴り飛ばされるまで、彼女のことをまだ追っていた。

▽意味14→←▼意味12__tn side



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優斗サブ@2(プロフ) - 更新だ…!なんとも淡々としていて妙にリアルなこの小説が好きです…! (2022年12月6日 19時) (レス) @page18 id: 8ea04a0aaf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 優斗サブ@2さん» そのように思っていただけたようで何よりです。個人的にシリアスなものが好きなので、そう言っていただけて飛んで喜びました。お気に入り登録ありがとうございます!最後まで楽しんでいただけたら幸いです😌 (2022年12月5日 19時) (レス) id: 7ee9bc58ce (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - y1157aさん» 心温まる感想、ありがとうございます。他作品も読んでいただけたとは…!嬉しい限りです。パスワード作品に関しましては殆どが制作中ですので、出来次第順次公開していく予定ですので、暫しお待ちいただけたらと思います。作品投稿全力で頑張ります!!☺️ (2022年12月5日 19時) (レス) @page7 id: 7ee9bc58ce (このIDを非表示/違反報告)
優斗サブ@2(プロフ) - よくある、悲劇のヒロインの皮被った作品なのかなぁと思ってた自分を殴りたいです…いや殴ります。こういうタイプのシリアスを求めてたんすよね…!!!!!お気に入り登録失礼します(⌒∇⌒) (2022年12月5日 18時) (レス) @page9 id: 8ea04a0aaf (このIDを非表示/違反報告)
y1157a(プロフ) - 作品大好きです。1度見て全ての作品読ませて頂きました。もしよろしければパスワード付きの作品を読ませていただければと思い感想の方投稿させて頂きました。新作の作品投稿これからも頑張ってください応援してます! (2022年12月5日 0時) (レス) id: 24a3afa354 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年8月9日 8時

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