▼生徒の春と先生のおつかい ページ24
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これは春どころじゃないな、と思ったのは数秒前の事。何とかA組の子達の無事は確認し終えたのだが
数名がいないのだ。
「A先生！大変です！！！」
『！飯田君、良かった。怪我は？』
「ありません！しかし、緑谷君が…………！」
緑谷君が…？なんだ、何があった？
保須の事件もあった事だし安心は出来ない。この様子だと主犯も捕まっていなさそうだ。
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飯田君に案内されて来てみれば、其処にいたのは複数の警察官とプロヒーロー。
周辺は規制がかけられていて、その中心には緑谷君。それから携帯を持った麗日さんがいた。
『と、通してくれっ』
「駄目だ！何だ君は！！」
『私は雄英高校の教師だ。彼は、緑谷出久は私の生徒。事情を話せば分かる筈だから』
「これは失礼しました、どうぞ」
突っ込んで行ってしまった自分が悪いのだが特に何も言わず警官の横を通り過ぎる。
彼の元へ駆け寄れば、案外状況を正しく把握出来ているらしかった。
私を見た瞬間、さっと血の気の引いた顔をした彼が目に入る。そんな鬼見た感じにならなくたって…
「へ、あ、うぁ！A先生！？」
『怪我は無いか緑谷君。どこか斬られたとか殴られたとかは？
麗日さんも大丈夫か？なに、怖がる事は無い。君も怪我は無いかな？』
「あ、大丈夫……デス」
『それは良かった』
「「誰！？！？」」
そんな息ピッタリの二人を見て少し安心する。誰も何も私は私ですが…
後ろから追いかけて来た耳郎さんと八百万さんの声が聞こえる。喫茶店で待っていろ、と言った筈。
「先生足…速い…はぁ」
「ホントですわ……」
『息切れご苦労様です。それより…
危ないから待っていろと言った筈ですが？』
「「すみません！！！」」
まぁ怪我ないなら良いです。
緑谷君と向き合って話を聞こうとすれば、丁度警察からの事情聴取が来た。その付き添いとして自分もパトカーに乗り込んだ。
この車に乗ったのは初めてじゃない。勿論、ただの保護された側として乗ったのが最初だ。
安心してください、何も悪いことしてませんから
『それで？何があったんですか』
「口調戻ってる……
あ、えっと、……敵が……死柄木弔と会いました」
死柄木弔。名前を聞くだけで寒気がした。
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零(プロフ) - 薫鶴さん» ありがとうございます！今のところ、コスチュームは特に設定していない（強いて言うなら軍服っぽい）ので、ご想像にお任せ致します。後々イラストをあげるからどうかは考えておきます() (2019年9月25日 22時) (
レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 優凛さん» ありがとうございます！可愛いようで何よりです… (2019年9月25日 22時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
薫鶴(プロフ) - 先生のコスチュームって 刀剣○舞の鯰尾くんとか骨喰くん辺りをイメージすれば良いですかね？素直じゃない先生が好き。応援してます！ (2019年9月25日 22時) (レス) id: e1459da1b7 (このIDを非表示/違反報告)
優凛(プロフ) - やだ先生可愛い。 (2019年9月16日 20時) (レス) id: 00e9bf0ce5 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - ぴのさん» 本当ですね…甲田って誰…口田に訂正しました。ご指摘ありがとうございます。 (2019年9月16日 20時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2019年8月22日 13時
