赤リップ ページ19
つか、こんな所に男1人でいるの俺だけじゃね？
ふと、そんなことに気がつく。
「はぁ…潤が店休みだったらな。」
今頃店が繁盛しているであろう潤のことを思い出す。
そんなことを考えながら歩いていると
１組の男女が見えてきた。
深緑に白い花柄模様の浴衣を着た女の子と
紺色のTシャツに短パンを履いた男の子
浴衣か…
そういや俺も昔は浴衣着て妹と花火大会行ってたな。
なんて昔のことを思い出してると
「あれ？山田と…二宮？」
その男女は俺がよく知ってる2人だった。
…何でこの2人が一緒にいるんだ？
「先生、何してんの？1人で。」
「ん？見回りだよ。
毎年花火大会は教頭に駆り出されんの。」
二宮に聞かれてそう答える。
その時、ふと視線を下にずらすと
「…。」
繋がれた2人の手が目に入った。
…こいつら付き合ってんのか？
「なんだ、山田
二宮と付き合ってたんだ。」
俺は確かめるようにそう聞いた。
「そうなんすよー、俺ら付き合ってるんです。
見回り中の先生には悪いっすけど。」
「…へぇ、そうだったんだ、
お似合いじゃん2人とも、良かったな。」
…山田彼氏居たんだ。
まぁ、年頃だし彼氏くらいいるよな。
つか、浴衣なんか着て彼氏の前だからって
可愛い格好してんの？
…赤リップなんていつも塗ってないのに…。
似合ってる。
ただ、それだけで良いはずなのに余計なことを考えてしまう。
「危ないことすんなよ？
花火終わったら真っ直ぐ帰れよー。」
何故だか手を繋いでる2人をこれ以上見ていたくなくて俺は2人から離れた。
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cherrys(プロフ) - ともさん» コメントありがとうございます(^^)最後まで2人を見守ってくださりありがとうございました！！ (2021年2月8日 13時) (
レス) id: 52f53e81b2 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 完結お疲れ様でした。教師と生徒…禁断の恋。お互いそれなりに我慢した甲斐があって？幸せになれた事が嬉しいですね。 (2021年2月8日 0時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
cherrys(プロフ) - みかさん» みかさんコメントありがとうございます！！面白いと思って貰えるように頑張りますね(^^) (2021年1月30日 12時) (レス) id: ba9822c346 (このIDを非表示/違反報告)
みか - 続きが気になる小説です！ (2021年1月30日 9時) (レス) id: 53b101611a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cherrys | 作成日時：2021年1月17日 19時
