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ホワイトホットチョコレート ページ14
あっという間に2学期が終わり、明日から冬休み。
そして、今日はクリスマス。
街中はイルミネーションで彩られ、
至る所でクリスマスソングが流れてる。
行き交う人は会社員に学生
プレゼントを抱えて嬉しそうに走る子ども
その中でも特にカップルが目立つ。
どの2人を見ても仲が良さげで幸せそう。
好きな人と結ばれる確率は？
世界にはどれほどの人数がそうしていられるの？
なんて、思わずそんなことを考えてしまう。
恋は素敵だって思う
先生に恋してから私の世界は変わった。
まるで、何もなかった日常に色がついたように
だけど、同時に恋の痛みも知った
立場が違うだけで想いを伝えられないことの辛さ。
今はただ、想うことしかできない。
「いらっしゃいませ、ホワイトホットチョコレート
おひとつですね。少々お待ちください。」
予想通り、松本さんの新作メニューは好評で
お客さんの波が途切れない。
「いやー、流石クリスマスだな。
Aちゃんありがとね？
ほんと助かってる。」
「いえいえ、特に予定もないですし、
後もう少し頑張りましょ！」
「ふふ、良い子なAちゃんに
サンタ来てくれればいいんだけど。」
「あはは、ほんとですね。」
いつもお世話になってる松本さんのためにも
頑張って働かなきゃ。
そう思っていると、
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作者名：cherrys | 作成日時：2021年1月10日 23時
