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俺たちの出会いはある秋の日のことだった
当時高校生だった俺は飲み物を買おうと自販機のある神社まで来ていた
えーっと…何にしよう…
さんざん迷ったあげくスポドリを買い、神社へと入る
入った理由はついでにお参りでもしようっていうただの気まぐれだった
でもこの気まぐれがなかったら俺の生活は180°変わっていたんだ
神社に入り、お参りをするため奥に進むと、そこには先客の姿があった
目を伏せ手を合わせて熱心に祈っている姿に思わず見とれる
ぼうっと見ているとその子は参り終えたようで、パチっと目を開け一礼して階段を降りようとした
「あれ…?」
急に立ち止まりキョロキョロとあたりを見回した女の子は困ったように眉を下げた
それで思わず俺は声をかける
「あの、どうかしましたか?」
そう尋ねるとふわっと振り向いた女の子は口を開く
「ここどこですか?」
え?
自分の耳を疑う
「ここは神社…ですね」
「あ、それはわかるんですけど…」
女の子に詳しく事情を聞くと、その子はお父さんと散歩中に神社を見つけて思わず入ってしまってはぐれたそうだった
「小金井病院分かりますか?」
「大きい病院ですよね。案内しますよ」
そう言うと申し訳なさそうに頭を下げる女の子に笑う
歩きながら会話をしていると同い年ということが分かり、一気に距離が縮まった
病院に送り届けた後も関係は途切れることはなく、そのうちにAと付き合うことになったんだ
Aが余命宣告を受けているのを知ったときは、本当に驚いた
悲しくて悲しくて何日も立ち直れなかった
でも別れるなんて思考は1度も無くて、ただ理不尽な運命を呪った
だけどいつしか立ち直り、笑顔を取り戻すことができて、Aと笑いあっている
幸せだと思う
今の幸せがずっと続けばいいのになんてことを考えてしまうくらい
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あいこっぺ(プロフ) - いい話です。感動しました。 (2018年1月9日 7時) (レス) id: b84ee3e459 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー - 初めまして!小説とても感動しました。他の作品でも頑張ってください★ (2017年3月20日 19時) (携帯から) (レス) id: 170aaa5bac (このIDを非表示/違反報告)
はっか(プロフ) - ですよね…! どこでやりますか? (2016年6月2日 7時) (レス) id: 4bdda4f8ef (このIDを非表示/違反報告)
やん(プロフ) - はっかさん» はい、いいですよ!でも、ここはこの作品のコメ欄なのでここではしたくないです・・・ (2016年6月1日 23時) (レス) id: eb7460b4b9 (このIDを非表示/違反報告)
はっか(プロフ) - やんさん» でも…まだお互いの事何も知らないですよね…。 個人情報以外で自己紹介しませんか? (2016年6月1日 22時) (レス) id: 4bdda4f8ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やん | 作成日時:2016年6月1日 17時