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幸せそうなAの表情を見ると、自動的に俺の顔も緩むんだからどうしようもない。
でも、苛つきが消えたわけでもないから、緩んだ顔を引き締めてAをじっと見つめる
『…ラウール、未成年だけど』
「格好いいのに年齢は関係ないよ」
迷いなくそう言われて、思わず眉間にシワがよる
俺以外に向けられる�爐�っこいい�瓩辰童斥佞�、嫌で仕方ない
心狭いってことは、俺が1番わかってる
けど、嫌なもんは嫌だから。
そんな俺を見て「んー…」と考えるように目を動かしたAは俺に視線を合わせて口を開く
「蓮が1番好きだけどね」
その不意打ちの言葉に、胸が跳ねた
単純、
上がりそうになる口角を必死に抑える
我ながら、ちょろすぎてヤバい。
『…適当、』
照れ隠しのように呟いたその言葉は、Aに笑われる
「適当じゃないよ、本当だもん」
そう言って、「伝わってない？」なんて首を傾げるAが愛おしくてたまらない
伝わってる。
十分すぎるくらい。
『はー…』
頭に溜まった熱を逃すように、大きく息を吐けば、Aは不思議そうな顔をした
俺がどんだけAのこと好きで、一言一言に踊らされてるのか、こいつはカケラもわかってない。
必死に余裕を装ってるだけで、内心はいつもドロドロなのに。
もう一度視線を合わせれば、Aは俺の言葉を待つように穏やかな顔でじっと俺の顔を見ている
Aの気持ちはわかってる。
なのに余裕がないのは、自分に自信が持てないから
いつか取られるんじゃないかって不安に襲われるから
『ラウール見ないで』
「それは無理。お仕事でーす」
楽しそうに笑いながら俺に抱きついてきた体を抱きしめる
すっぽりと腕に収まる体に、重く積もった不安感が薄れていく感じがした
俺しかできないんだよな、こんなの。
髪に顔を埋めると、俺と同じ匂いがする
それに自然と口角が上がった。
Aの足に、自分の足を絡める
すると、自然と距離が近づいて、密着した体からは少し早まったAの心音が聞こえてくる
あー…落ち着く
「っふふ、くすぐったい」
この温もりが、柔らかさが、愛しくて仕方なかった
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のどか(プロフ) - 更新ありがとうございます…！やんさんの物語が1番すきです！！ (2020年6月28日 2時) (
レス) id: 0db3f9472c (このIDを非表示/違反報告)
まりん - 更新ありがとうございます。楽しみに待っていました!!今後の展開も楽しみにしています。 (2020年6月20日 22時) (レス) id: f071218485 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 更新お疲れさまぁ！！その後の主人公と目黒くんのお話が読めて嬉しい笑 正直、やんさんのお話が完結してからなんだか寂しかったから、またこうして読めるなんて…！！ 次回も楽しみにしてまーす！ (2020年5月28日 19時) (レス) id: 8f796692aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やん
| 作成日時：2020年5月27日 11時
