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○深澤side
�燹屐鎮�、ですか？」��
あの小さく震えた声が頭から離れない
�猗犹瓩気鵑任垢�！？Aさんが車に跳ねられました…��
Aの誕生日プレゼントを買いに行っていた帰り、Aのスマホからそう電話がかかってきた
出た相手はAではなくAの同僚
Aの電話帳には、俺の名前はご丁寧に《たつや(彼氏)》と登録されてるからかかってきたんだと思う
その時の全身の血が引くような感覚は、今でも思い出せる
そのままの足で転がるように空港に向かい、地方の病院へ向かった
そこで聞いたのはAが全身を強く打ち付けていたことと、まだ意識が戻っていないこと
病室に入ることも許されずに、冷たいロビーでただただ待った
もし、目が覚めなかったらどうしよう。
浮かぶのは悪い想像ばかりで、目の前が真っ暗になっていく
だから、嬉しかったんだ。
目が覚めたって聞いて、本当に嬉しかった
だって、思わないじゃん？
�燹屐鎮�、ですか？」��
何よりも大好きな彼女が、全部全部、忘れてるなんて
『A〜、差し入れ持ってきたよ』
病室のドアを開けてそう声をかけると、Aは向かっていたスケッチブックからぱっと顔を上げた
記憶がなくなっても、デザインの腕は落ちてない。
目が覚めて間もなく仕事の詳細を聞いた彼女は、以前と何の変わりもないレベルで仕事をこなしていた
まだ、１週間しか経ってないのに、やっぱすごい
地方から都内の病院に転院したAには、毎日会いにきている
「お仕事だったんでしょ？お疲れ様」
そう言って微笑む姿は以前と何も変わらないのに、記憶はないなんて酷だと思う
『おー。これ、暇だろうから持ってきた』
手に持った紙袋を手渡すと、Aはお礼を言って受け取り中を覗く
可愛い。
「DVD？」
『これ、俺が出てるやつ』
そう言って笑うと、Aはキラキラと目を輝かせる
「この前言ってた、Snow Manってグループの？」
『そーだよ』
そう伝えると、「わー！」と言いながらDVDのパッケージを楽しそうに眺め始める
これは、Aが以前から1番気に入っていたDVDだ。
腹筋太鼓のパフォーマンスの俺が格好いい、とひたすらに言っていたから、今のAも格好いいと思ってくれるんじゃないかと思った。
…我ながら必死だなって思うけど、もう一度、俺を見て欲しいから。
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やん(プロフ) - レモンミルクさん» 変換ミスしてました。ご指摘ありがとうございます。 (2020年3月30日 1時) (
レス) id: d6435a702c (このIDを非表示/違反報告)
レモンミルク - ページ3の深澤辰哉の哉が違いますよ。也ではなく哉です。 (2020年3月30日 1時) (レス) id: 1ff24063f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やん
| 作成日時：2020年3月26日 12時
