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『あの、これって…』
佐「これ涼太が作ったんだよー!」
佐久間さんが得意げに言うのを聞いて、思わず宮舘さんの方を振り返る
リビングのドア近くの位置に座る宮舘さんは、取り皿を渡辺さんに手渡しながらこちらに気付いて微笑んだ
舘「簡単なのしかないけど、どうぞ召し上がれ」
簡単なの…全然簡単そうに見えない…
深「じゃーいただきまーす」
そう1番に言った深澤さんの後に続くように、次々と「いただきます」と挨拶をする
『いただきます』
そう言って、目の前のごはんを食べ始める
…めちゃめちゃおいしい…!!
舘「Aちゃん、おいしい?」
宮舘さんにそう聞かれて、コクコクと頷くと嬉しそうに笑ってくれた
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食事が終わった頃、和やかに過ごす時間の中で、会話が途切れたタイミングにそっと口を開く
『あの、これからの話をしてもいいですか』
すると、今までくつろいでいた皆さんの顔つきが変わる
ソファーにもたれていた渡辺さんが姿勢を正してこちらを向いた
渡「これからについて、Aちゃんは何か聞いてるの?」
『今日聞いてきました』
渡辺さんにそう返すと、部屋がしんと静まり返った
みんな気になってるんだろう
続きを促すような視線をひしひしと感じる
でも、実は私も細かくは聞けてないんだけど…
『次の先輩のライブのバックから一緒に活動するそうです』
端的に伝えると、場の空気が緩むのがわかった
深「ライブのバックか…まぁ想定内っちゃ想定内だな」
深澤さんの言葉に、「だな」と岩本さんが同意する
渡「個人活動の方控えるって阿部から聞いたけど、どのくらい控えるの?」
渡辺さんの問いに、さっき聞いたスケジュールを思い出しながら答える
『基本的に、SnowMan関係と斗真とのユニット関係以外は出ないことにしてます』
佐「えっ!?」
佐久間さんの驚きの声にびっくりして、隣を向く
佐「めっちゃ幅狭まるじゃん!!それでいいの?!」
真剣な顔で言う佐久間さんに続いて、宮舘さんも身を乗り出す
舘「俺達に気を遣ってる?」
それに首を振って、口を開く
『中途半端なことはしたくはないんです。私は器用ではないから。』
そう伝えると、りょうが少し笑って言う
阿「ほんとに不器用だよ、こいつ」
りょうのその言葉に納得したのか、「そっか」と皆さんが笑うのにほっとする
佐「あ!!!」
ほっとしたのも束の間、佐久間さんの大きい声にまた驚く
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やん(プロフ) - ひなさん» コメントありがとうございます!あたたかい感想を頂けて、とても嬉しいです。みんなの行き着く先が笑顔で終わるように、私も最善を尽くします!ぜひ安心して、お話を楽しんでください(*^^*) (2020年3月23日 20時) (レス) id: d6435a702c (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - いつも楽しみにお話、拝見しています。このような素敵な作品に出逢えてすごく嬉しいです。今、1番楽しみにしている作品なので読み入ってしまい、どうかハッピーエンドで終わりますように…といつも思います。ご検討頂けますと幸いです。これからも楽しみにしています。 (2020年3月22日 18時) (レス) id: de74aa7618 (このIDを非表示/違反報告)
やん(プロフ) - ちぴさん» ちぴさんコメントありがとうございます!力量不足で申し訳ありません…!このお話が完結しましたら、纏めて台詞前に名前をつけますね。コメントとても嬉しいです!更新頑張りますので、よろしくお願いします! (2020年2月23日 21時) (レス) id: d6435a702c (このIDを非表示/違反報告)
ちぴ(プロフ) - SnowManの沼にハマりました。お話ものすごく面白くて続きが待ち遠しいです!一つだけお願いがあって読んでる時に誰がどのセリフを話しているのかわからないので表記したらもう少し読みやすいと思います。生意気な意見すみません。主さんのペース更新頑張ってください! (2020年2月23日 21時) (レス) id: 26a97a5837 (このIDを非表示/違反報告)
やん(プロフ) - 美紀さん» 美紀さんありがとうございます!すごく嬉しいです…!更新頑張りますので、みてやってくれると嬉しいです! (2020年2月22日 20時) (レス) id: d6435a702c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やん | 作成日時:2020年2月22日 10時