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頭が混乱している。
雑誌に載るって、どういうことなんだろう。
私の知ってる片寄さんは、一体なんなんだろう。
玲「…まじかよ。よりによってこれ買ってたのかよ。」
『…あの、えっと、これは一体どういうことなのでしょうか。』
玲「いや、その…。あのさ、多分だけどこれ、涼太くんから聞いた方がいいんじゃない？」
『え？』
玲「まあ、俺が説明したっていいんだろうけど。でも一番知りたいのは、涼太くんのことでしょ？」
玲於くんの言う通りだった。
もちろん同じように玲於くんや数原さんがいた事もびっくりはしたけど、やっぱり一番気になって仕方がないのは、彼のこと。
でも、例えば雑誌に載るほどすごい人なのだとしたら、何故言ってくれなかったんだろう。
それは隠してたということであって、きっと私はそこまで踏み込んではいけない立場の人間なんだと思った。
『…いえ、いいです。』
玲「いいって？」
『片寄さんは隠してたわけですから。私は知らないふりをしていた方がいいと思って。私にはこんなこと知る権利もないですし。』
玲「気になんじゃねえの？」
『…別に、』
玲「あのさ、そういうとこから直した方がいいよ。聞けばいいじゃん、普通に。隠してたにしても理由があるかもしんねえし。」
『けど、』
玲「けどじゃねえ！あー、もう。…よし、行くか。」
『え、ちょっと、どこ行くんですか！』
クシャクシャっと頭を掻いた玲於くんは、私の手を引いて家を出た。
そしてすぐにタクシーを呼び、半ば無理やり乗せられ、とあるビルの前までやってきた。
『ここは一体…。』
玲「聞くんだろ、涼太くんに。ほら、早く。」
『え？ちょ、ちょっと待ってください！まだそんな、心の準備が…。』
玲「あ、そうだ。聞く前に、試しに変わってみる？心の準備を整えがてら。」
『はい？』
玲「俺頭良いかもしんない。よし、そうしよう。」
なにやら一人で勝手に何かを解決したと思ったら誰かに電話をし始めた。
そして電話を切ると、また半ば無理やり私の手を引きビルの中へ入る。
そして連れてこられたのは、ビルの一室。
中には人が数人いて、服やら化粧道具やら、色々と置いてある部屋だった。
玲「ちょっと急ぎめでやってもらっていいっすか？」
玲於くんのその一言で、私は新しい自分と出会うことになった。
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えすちゃん(プロフ) - 続きが気になります! (2018年10月16日 23時) (
レス) id: 6b458d06dd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - また更新が再開されるのを楽しみにしています。 (2018年9月15日 21時) (レス) id: 39b5516bcc (このIDを非表示/違反報告)
emry(プロフ) - pomuさん» pomuさん、ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！！これからも頑張りますね♪ (2018年7月24日 14時) (レス) id: ed62ca3d67 (このIDを非表示/違反報告)
pomu(プロフ) - はじめまして！！作品毎日楽しみにしています！ (2018年7月23日 14時) (レス) id: 356e20fead (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：emry | 作成日時：2018年7月10日 1時
