私と彼の子【五条悟】

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「ほら、泣かないで」


『うん、』




悟の指が私の目元に当てられる




「泣き顔も綺麗だけどやっぱり君は笑った方が可愛いからね」




悟の甘い言葉につい顔が赤くなる

あれ、悟ってこんなに素直に言葉をぶつけてくるタイプだっけ、？




「赤くなってるの可愛いね、本当に愛してるよ」




次から次へと甘い言葉を吐いた悟はそのまま顔が近づいてくる




『や、ちょ、悟』




いきなりすぎる展開に目を瞑ることしかできなかった

でも、まぁ私頑張ったし？ちょっとくらいいいよね…、なんて、




「ママに触るな！」


「『えっ』」




いきなり私たちの目の前に現れたのは蒼

驚いた私たちは間抜けな声が漏れる




「誰だよお前！・・・ぇ」


「えっと、はは、」




目が合った悟と蒼
2人とも目を点にして驚いている

それもそのはず瞳以外、鏡で映ったかのようにそっくりだったから




「もー蒼！いきなり居なくならないでよ！」




ソフトクリームを両手に走ってくるひな

いきなり現れるなんてさては蒼、術式使ったわね
人がいる前では絶対にダメってあれだけ言ったのに・・・




「ひな向こうに居て！」




蒼の声も遅くひなはもうすぐそこに立っていて悟と目が合っている状態




『あのね、2人ともこの人は、』


「・・・あの、もしかして私のパパですか？」




悟の顔を少し見つめたひなは目を輝かせてそう言った









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