第２４話 少年 ページ24
？「君、彼らの試合を隠れて見てた子だよね？」
楠「え・・」
まさか見つかっているとは思いもせず、驚く
？「やっぱり気になってる？宇宙人の事。雷門イレブンのファンだったりするのかな」
楠「・・・貴方も、試合を見てたの？」
？「まあね。中々面白い試合だったよ」
あれだけ一方的な試合が面白い・・・？
いや、しいていうなら最後に新入りの子がデザームのシュートを止めたぐらいだろうか
そう考えながら、Aはふとある事を思いつく
楠「貴方、ハッキングとか得意だったりする？」
？「え？」
唐突の犯罪めいた質問に、思わず目を丸くする少年
楠「パスワードかかってる情報の中が見れたりとか」
？「・・・そういうのは彼が得意だっけ」
ポツリと、思い出すように呟く
楠「？」
？「俺もできるよ。でも、どうしていきなりそんな事を聞くんだい？」
楠「できるの！？ならお願い！これの中身が知りたいの・・！！」
いつも肌身離さず持っているＵＳＢを少年に見せる
アスモデウスがいたら、きっと怒られるだろう
だが互いに初対面で、目の前にいる少年はどこか不思議な雰囲気をかもしだし、いかにも怪しい感じがする。
だからこそAはこの少年に頼んだのだ
？「・・・」
少年は少し悩むように口を閉ざす
？「いいよ」
楠「本当！？良かった・・・また待機するのはもうじれったくて・・・」
？「？」
楠「あ、ごめん。こっちの話」
？「でもどうしてその中身を見たいんだい？」
楠「・・・秘密」
そう言って口角を上げるAだが
月の光だけが互いの顔を照らし、良く見えない
？「・・まぁいっか。君にも事情があるみたいだし。・・・ところで、パソコンは今持ってないよね？家はここから近いの？」
楠「あ、えーっと・・・」
？「それも訳アリ？」
楠「旅行で来てるんだけど、パソコンは今別の人が持ってて・・・」
移動の時、パソコンは常にアスモデウスが持っている
邪魔になりそうだが、本人曰く問題ないそうだ
？「そっか。なら俺の家でもいいかい？急ぎなんだろう？」
楠「うん！ありがとう」
？「じゃあ目を閉じて」
楠「へ？」
？「いいから」
疑問を浮かべながら、言われた通り目を閉じるA
そして少年はどこからか黒いサッカーボールを取り出し
ピカアアアアアッ
自分とAを、その光で包む
互いに名前すら知らないまま、二人は消えた
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マシマロ王子♪(プロフ) - Akimeさん» ありがとうございます！！この小説の参考にさせていただいた「被虐のノエル」というフリーゲームもとても面白いので、是非やってみてください♪ 更新頑張ります！ (2017年4月4日 19時) (
レス) id: 47c2b0a848 (このIDを非表示/違反報告)
Akime - 続編おめでとうございます。とても面白い小説で好きです。これからも頑張ってください。 (2017年4月4日 12時) (レス) id: d22d3f9365 (このIDを非表示/違反報告)
マシマロ王子♪(プロフ) - ブイブイさん、五月雨さん、みかんさん！さっそく続編へのコメントありがとうございます！！！鬼道くんとすれ違いながら、自分の道を進んでいく主人公と、主人公の影を追う鬼道・・・これからの展開をお楽しみに♪ 更新頑張ります！！ (2017年4月3日 19時) (レス) id: 47c2b0a848 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 続編おめでとうございますっ 今後も更新頑張って下さい！ (2017年4月3日 18時) (レス) id: 68786dfe8d (このIDを非表示/違反報告)
五月雨(プロフ) - 続編おめでとうございます！今後の展開どうなるか気になります！頑張って下さい！（REBORNの方も面白いです！何回も何回も読んでいます！） (2017年4月2日 22時) (レス) id: 532e1d96ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシマロ王子♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2017年4月2日 20時
