制服怪盗少女。【怪盗ジョーカー】

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「俺、怪盗ジョーカー勝つと思ったのにぃ！」

「じゃあ俺の賭けが当たったって言うことで！ジュースおごりな！」

「ちぇっ！」


なんて男子の会話や、クラスの子達がずっと私とジョーカーの話でずっと話題になっていた。

みんなのすぐそばに制服怪盗少女ちゃんがいるのに…

気づかれないもんだなぁ…


私はジュースを飲みながらまた携帯の液晶画面に目を移すと、新しい記事が上がっていた


【怪盗ジョーカー、怪盗スペード、一週間後にミスター金有が開催する
パーティーに特別展示される涙の指輪をいただきに参上！？】


『ハルちゃん、なんか予告状だって』

「またー！？パパ忙しくなるわね！」

『へぇ…』


わたしは少しニヤリと口を歪ませたが、ジュースを飲んでごまかした。

怪盗スペード、あんたもくるのか…こいつも嫌いなんだよな、

本当はジョーカーと二人で勝負したかったけど。仕方ないな

今夜、おじさんにお手紙かかないと、

私は鼻歌をしながらジュースを飲みきったのであった。



ーーーーーーーーーー




「またまた予告状です！なんと制服怪盗少女が予告状を出したとの速報です！

ハラハラドキドキどころじゃない！？また怪盗ジョーカーVS制服怪盗少女の

刺激的な展開だーっ！」


『はぁ…＿』


私は髪をまた乾かさずに、裸にタオルを巻いたスタイルで

炭酸水を片手にソファーでだらけていた。

今日は無理にハルちゃんの空手の稽古についていったから、疲れていた

そして家に帰宅して即お風呂に入ったのだ。


空手の稽古について行ってるのは、もちろん怪盗の活動のため。

バレないために見学で見て覚えてるけど、暗記力とか鍛えておいて正解だったな


ハルちゃんと友達としているのはそういうことだった。


そうだ作戦考えないとな…

＿＿＿ジョーカー覚悟しといてね。

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